2016年3月6日日曜日

フォローで放り投げるのと振りぬく感覚の違い?


Question

フォロースイングでクラブを飛球線方向に放り投げるように振るというのと、
左へ振り抜くというのは違う感覚ですか?

なんとなくですが、その人のスイングによって
上記の二つのどちらを意識すべきかというのも変わってくるのかなとは思いますが。
今まで放り投げる感覚で打っていたのですが、
左へ振り抜く意識に変えたら芯に当たる確率が高くなって、
方向性も良くなってきまたので。


Answer

放り投げるとか振り抜くという表現では
実際の具体的な動きは分かりませんが、
飛球線上に振るのか、インサイドに振るのかという問題と
もうひとつは力加減の二つに分けられると思います。

前者のフォロー方向は打法の違いです。
オーソドックス系の打法はインサイドイン打法で
構えた時のアームシャフト角のまま打ちます。

この打法では手の軌道をインサイドにしたら、インサイドにフォローを取らないと
ヘッドはスクエアになりません。
したがって、打った後も多少は左脇を空けずにフォローの形を作るのですが
それが11時方向となるのです。

ただ、インサイドイン打法でも速度を上げて行くと
体に横回転が入っていますので引っ張りすぎてしまう傾向があります。
むしろ12時方向にフォローを出すことでそれを回避しています。

また、アームシャフト角を180度にしてフルアンコックして打つ打法では
手の軌道は7時から入って1時に抜けて行くようなアウトイン軌道にしないと
ヘッドはスクエア軌道にはなりません。

フォローの方向は打法によりけりですので
人によってとか、自分のクラブにはどっちが合っているかだとか
といった次元の話ではありません。
また、どちらでも練習しだいで良く当たります。

ただ、インサイドインは脇が空くまでの時間が多少長いので
正確性には多少ですが長けているとされています。
したがって、コントロールショットやアイアンのパーオン率を上げるのは
インサイドイン打法が適しているとされてます。

超高速で振るモダン打法では、遠心力でアームシャフト角が伸びて
ミート率が下がることで最初から伸ばして打つという打法が多く用いられています。
超高速で振ろうとするならば、フルアンコックをする打法で、
手の軌道がインサイドアウトで、ヘッドがスクエアになる軌道で振る打法が
適しているということです。


そして、放り投げるとか振り抜くという動きなのですが、
恐らく放り投げるは両腕を伸ばして大きなフォローの形を作ることだと思います。
また、インパクトで最大の力を出し、直後は力を抜くという
力加減も意味しているかと思います。

フォローはクラシック時代から現在まで、一度も小さくなたことがありません。
円は大きなほど直線に近くなりますので、方向を良くするためには
大きなフォローが原則です。

よく、打ってすぐ折り畳む人を見かけますが、振り遅れないように
ヘッドを走らせようと手や腕でこね回し、
すぐに折り曲げて間に合わせようという動きになりがちです。

ところが、実際に当たる瞬間で大切なのはフェイスの方向であって
手よりもヘッドが遅れることではありません。
ヘッドが遅れるのはハンドファーストの形であり、フェイスさえしっかりと閉まっていれば
スライスにはならないのです。

左手の甲を山にして、しっかりとフェイスを閉める形を両手で作り
それを定着させることがスライスやフック対策の一条件となるのです。


振り抜くとは具体的には肩の回転のことなのでしょう。
フィニッシュまで止まらずに最後まで動きを止めるなということでしょうか?

その肩を最後まで回すという動きは、胴回りの筋肉によって
振りぬくという表現に相応しい動きを作ることが可能です。

打ってすぐに力を抜くのは、フォローを犠牲とした中高年で
腰への負担を軽減するためにフォローでは力を入れません。

若者はインパクトの直前から上半身を走らせて、さらに
飛距離を伸ばす押し込みを大きくする動作をしますので
腰を逆に回転させて上半身の回転を促し、より速く大きな
フォローを作ることができます。














0 件のコメント :

コメントを投稿