2016年4月30日土曜日

DRの飛距離で悩んでいます


Question

DRの飛距離で悩んでいます。
アマチュアの平均はどのくらいなのでしょうか?
また、プロとはどのくらい違うのでしょうか?


Answer

日本人の一般男子の平均は230Yほどでプロは280Yだそうです。
また、女子は180Yでプロが230Yと言われていますので
アマとプロの違いは50Yほどになるかも知れません。

ところが、欧米選手の飛距離は男子は300Yを超えていますので
それをどう受け止めるかです。
質問者さんが飛距離でお悩みということは、
恐らく飛ばし方が分からないということだと思います。

体が違うという人もいるようですが、マキロイなどは日本人とあまり変わらず
むしろ松山選手の方が筋肉の量は多いかも知れません。

体形ではないのに、なぜ飛距離が違うかです。
皆さんは10Yを伸ばすために筋トレをしたり、クラブを買いあさったりしますが
実は飛距離を出すのはほとんどがヘッドスピード(HS)なのです。

もちろん、そのHSを上げるために筋肉は必要ですが、恐らくその筋肉は
3割程度で、あとはほとんどが技と言えるかも知れません。
そして、このヘッドがどれだけ速く走るかで飛距離がほぼ決まりますので
HSを上げる技を習得すれば200Yの人は270Yに、230Yの人は
今の筋肉量で300Y飛ばせる可能性があるのです。

その中でも大切なのはタメと引き寄せです。
タメとは打つ前にエネルギーを溜めて一気に爆発させるという
体全体の筋肉の張りによって作るパワーです。

体はしなりますので、捻転と反り、沈みの圧縮などによって体を弓状にします。
そして、脚からヘッドまでを直線と考えてムチにするという
二つのしなりによって体を使ったスイングと言われるフォームを作ることができるのです。

そして、ヘッドを引き寄せて、体の近くを通すことでムチ効果を上げ
HSを上げるのがヘッドの引き寄せです。
慣性の法則によって、回転するヘッドは軸である体に近いほど
少ない力で速く回転するという原理によるものです。

この二つがプロとアマの大きな違いで、この二つだけでも
30~50Y飛距離の違いがでるかと思われます。

日本のアマチュア平均とアメリカのトッププロの飛距離は
恐らく100Y近くはあるかと思われます。
この中で7割ほどは技術ですので、ここを先に着手することをお奨めします。


現在、マキロイ打法ではキャリーで300~320Yは出せるだけの
技術が組み込まれた打ち方をしているのに対し、日本人選手は
プロでも使っている技が少ないがために260Y~290Yの人がほとんどです。

初心者は芯に当てるために、まず基本動作ができたら
余裕があれば飛ばす技術を織り込んで、それをとにかく定着させることです。
定着には3年は掛かりますので、その間に崩れては治し、崩れては治すという
地道なことをこつこつとやるしかありません。

ただ、全ての技術を習得して、それを定着させて安定させようと思うと
中には一生掛かるかもしれないほど難易度が高い物もありますので
ある程度飛距離が出たら、早く定着させることを優先にした方が
スコアは早く良くなるでしょう。


超高速HSと、パワーを作る動き
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5157003&id=78747509












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