2016年4月8日金曜日

"タメ"が出来ていないと指摘を受けました


Question

ダフリを改善したいのですが、"タメ"が出来ていないと指摘を受けました。
飛距離が出ないのも"タメ"が無いからと思います。

どうやって"タメ"を作るか、右肘を左側に引っ張ってくるようにと言葉で言われても、
意識して打ったら、スウィングが固くなってる感じです。

練習しかないですがらどのような練習が改善への一歩となるのでしょうか?


Answer

タメという曖昧な表現をまず統一しましょう。
人によっては「間合い」「時間差」「止まって待つ」などと
時間的な間隔を示す人がいます。

本来のタメとはエネルギーを貯めることを意味します。
特にトップでの切り返しで力をタメる動作に時間が掛かるので
見た目だけで何もせずに待っているのだと勘違いしているのかも知れません。

具体的に言うと、骨の両側の筋肉を同時に引っ張ると
両方の筋肉が張ってそこにエネルギーが貯まり、
どちらかを緩めると、反対側に一気に引っ張らます。
これがタメの解放です。

したがって、筋肉のあるところには少なかれタメを作ることができます。
しかし、ゴルフで一番このパワーがあるのは胴回りの太い筋肉で、上半身が回転し、
下半身が逆に回転すると、その捻転力でかなりのパワーが生まれます。

テイクバック時の右脚の捻じれにもタメが作れ、右腕のスナップでも
右腕に力を貯めることができます。

これら全身にタメを作ってそれを一気に解放すると、瞬発的に
パワーが出ますので、それを利用してスイングをすると飛距離がでます。

まず、テイクバックで右膝を固定し、腰をできるだけ止めたまま肩を回すと
そこに胴回りの筋肉の張りとしてタメが生まれます。
一緒に腰を回してテイクバックすると緩んだままで筋肉に張りができません。
(腰が回るので右脚には多少のタメを作ることは可能ですが)

切り替えしで腰を開いて肩を開かないと、そこにさらに捻転のタメができ
蹴りやツッパリでその捻転差をマックスにしてから一気に解放します。
これが大きなパワーとなって飛距離が30~40ヤード伸びるのです。

右肘を左に引っ張って来るとは、右腕のスナップ効果のことで
右肘をお臍があった場所にトップから落とし、肘を固定して
右手を4時半方向に捻り込み、クラブを突き刺して打つと
一瞬にして右腕に貯まったエネルギーが放出されるのです。

恐らくこのことを言われたのだろうと思いますので
ひとつひとつの動作を習得して練習し、何度も反復して定着させ
精度を上げて安定させる必要があります。

意識するだけや、コツなどという簡単な解決法ばかり探している人がいますが
ゴルフはそんな簡単なものではありません。
普段やったことがない動きばかりでスイングを作り上げて行きますので
難易度の高い打法だと全部の動きを習得するのに2~3年掛かり
それを定着安定させるのにさらに2~3年掛かることがあります。

リゾート打法のシンプルな打ち方でしたら10分の1でできますが
その代わり飛距離はでません。
飛距離を出す打法ほと難易度が高いので、覚悟する必要があるかと思います。














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