2016年4月9日土曜日

ドライバーはシャフトでかなりかわるんですか?


Question

ゴルフのドライバーはシャフトでかなりかわるんですか?


Answer

ゴルフは腕が99%でクラブは1%です。
その1%の1割がヘッドで9割はシャフトだと言われています。

この9割のシャフトは長さ、硬さ、トルクの3つです。

硬さはヘッドを付けてどのくらい曲がるかが重要で
ヘッドの重さによってしなり方が違います。
したがって、硬さは振動数を基準にします。

また、トルクとは捻じれ具合で、硬くしようとしたら
当然材料が多く掛かりますので重くなります。

さて、何がどう違うかです。

まず、芯を外した時にはヘッドが衝突の衝撃で開いたり閉じたり
上を向いたりします。
これはシャフトが柔らかいほど大きな動き「たわみ」になるのです。

ロフトがある以上、上へのたわみは避けることができません。
柔らかいシャフトほど当たった瞬間にフェイスが上を向きますので
球が上がり易くなるのです。

ところが、柔らかいということは右にも左にもフェイスがたわみ
方向のブレ幅が大きくなるということです。

それを少なくするのがトルクです。
捻じれ難いのがアイアンで1.8程度ですが
カーボンのDR用だと4~5くらいの物が純正として装着されており
しなりで飛ばそうとするアマチュア向けに売れ筋となるのです。

球が上がらないから柔らかいシャフトにするという人がいるのですが
横にもブレますので、ヘッドのロフト角を寝かせて上げて
シャフトは硬い物を使えば、横のたわみを押さえて高く上げることができるのです。

HSの低い人は柔らかいシャフトも硬いシャフトも使えますが
速い人はやわらかいシャフトは使えません。
それはインパクト前にすでにトルクが大きいのでフェイスが開いたまま降りてきて
戻らずにスライスになったりプッシュしたりするからです。

販促テクニックとしてHSの遅い人は柔らかいシャフトというのが通説ですが
実はできるだけ何度も買い直させるために作られた販促用理論なのです。

初心者にはオーバースペックだとして硬いシャフトは使えないとしています。
その販促テクニックを真に受けて、スペックオタク達が机上の空論を展開し
初心者が固いシャフトを使うのは生意気だというのです。

ところが、柔らかいシャフトはフェイスのどこに当たったのかの衝撃を伝えず
上達のために必要な重要な情報を消してしまっています。
両手に衝撃のあるシャフトで練習することで、修正をその場で、即
次の球からすることができますが、その情報がない人は
どこをどう修正して良いか分からないために、分かるまで
相当な数の無駄球を打つことになり、7割の人は一生分からずに
100が切れないという平均的(?)ゴルファーになってしまいます。

たかがシャフトですがされどシャフトだということです。













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