2016年7月4日月曜日

DRだと下半身リードができない


Question

下半身リードで飛ばすのって、三番ウッドまではできるんですが、
ドライバーではうまくいきません。
現在460ccのを使っているのですが、下半身リードで飛ばすのは、
もう少し小ぶりのドライバーの方が向いているんでしょうか。


Answer

質問者さんの言う下半身リードとは何を意味しているのでしょうか。
3WはできるのにDRができない動きなんてあるのでしょうか。
なにか勘違いされていませんか?

恐らく教科書通りの動きではない勝手な下半身リードをされているのではありま
せんか?
そもそも下半身リードとは、主に腰を開きや踏み込みの事をいい、それら一連の
下半身の動きが先行するので下半身リードというのです。

これはムチを想像してみると良く分かります。
手元から動き、先端は一番後に動きます。
その間はしなりによって時間差が生じてうねりながら連動します。

これが本来のスイングで体からヘッドの先までをムチと考えて、下から動き始め
エネルギーをタメて一気に解放するという動作を行います。


この下半身の仕事と、ヘッドの460ccとはどういう関係があるのでしょうか?
何をどう勘違いされているのかすら想像がつきません。

まず、テイクバックで体重は右に乗ります。
そして切り返しではバンプの動作を行います。
バンプとは追突とかぶつける意味で、昔の打法は左の壁に腰をぶつけると言う動作
を行っていました。
ところが近代の打法はあまり体重移動を使わずに体のしなり、捻転、そして圧縮と
言う体を弓にしたエネルギーのタメによって飛距離を出しています。

このバンプでは打法によってタイミングは違いますが、肩を開かずに腰を開いたり
体は左に移動しているのに右足に体重が乗っていたり、難しい動作が組み込まれて
います。

上半身が動き始める前にすでに左の膝は外旋を始め、腰だけがアドレスの位置に戻
ることが始動と言われる動きで、上半身がダウンスイングに入る前に動くのです。

これに左脚の蹴り、右足の蹴りや腰の逆回転などを入れるともっと下半身が仕事を
することになります。
飛距離を出す打法は全身の筋肉を使ってタイミング良く動かすことです。

アイアンとDRの違いは前傾角度にあり、体の回転が短い番手ほど回らずトップの
深さが自然に浅くなります。
いずれにせよ、どの番手でもこれらの動きは同じです。
ヘッドが460ccだろうが、420ccだろうが同じです。
ただ、ティーアップしている分アッパー軌道で打ちますので、アドレス時の体重は
右6の左4くらいで立つと良いと思います。

また、ウッドでもアイアンでも下半身始動はなんら変わりません。
正しいボディーターンを習得し、その順序や力加減など全てができるようになると、
下半身リードという意味が分かるかと思います。






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