2016年8月15日月曜日

インパクトで肩が回りません


Question

スローでみると、インパクト直前までは肩が回っているのですが、
インパクト直前で動きがとまり、右手首を返すような動きになってしまいます。
それで、フォローも小さいのです。

よくみると体重が右足に残っているようにも見えます。
フィニッシュではなんとか肩は回って左足に体重は乗っています。
(ムリヤリ辻褄を合わせるようなスイングになっているのかもしれません)
どのようにすれば良いか(練習方法とかも)と、
あとうまい体重移動の方法も教えていただければと思います。


Answer

インパクト時は肩は開いている必要はありません。
ヘッドが走っていれば肩は止まっても構わないのです。

肩が先回りして打つ選手もいるのですが、最も効率の良いのがスクエアです。
スクエアとはインパクトの瞬間に肩ラインが目標を向いていることで
アドレス時の肩の向きです。

フォローが小さいのはそれだけが原因ではありません。
肩を開かずに閉めたまま落として、インパクトの寸前にリリースと
肩を開くとHSが上がります。
これがレイトヒティングです。

そして、フォローが小さいのはしっかりと押し込みができていないからです。
しっかりと両腕を伸ばして、球をつぶすように長く低いフォローを作ります。

また、体重移動ができない人が非常に多く、最近では
そのような人達を対象に、体重移動しなくて良いという
甘い誘いで集客しているレッスンプロ達が増えていますが
体重移動しない打ち方は飛距離を損しています。

確かにフィニッシュでは左足に体重が乗っていても、
打つ瞬間が問題です。
質問者さんの問題はおそらくこの体重移動にあると思います。

切り替えしで一番先に動くのが体重です。
この体重が右から左に移動し始めることで、左膝の外旋が始まります。

体重移動はまず自然の重力を利用したリズムで移動することが基本なのですが
それを補助する動きがあります。

ひとつは脚の力を抜くことです。
右に体重を移動する場合には右脚の力を抜きます。
抜くとは持ち上げる動きです。
すると右に傾いて倒れそうになります。

左肩を右に移動して肩を回転させると同時に、この右脚の力を抜くと
楽に体重が移動します。
もちろんフォームが変わるほどではなく、体内での重心が移動するのを
体感として感じる程度です。

そして、テイクバックの途中で右脚に体重を乗せ、今度は左脚の力を抜きます。
するとトップに到達する前に左に傾きそうになります。
これが切り替えしの始まりです。

この脚の力の入れ具合で自然の重力を使い、そのリズムを邪魔しないように
体を回転させると非常に効率の良いスイングができると思います。



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