2016年8月19日金曜日

フェードとドロー、どちらが利点が多いですか?


Question

ドライバーは、フェードとドローならどちらのほうが利点が多いですか?
 打ち分ける技術がまだ無い為、まずどちらを武器に練習すれば良いですか?
飛距離・安定性等々教えて頂ければ勉強になります。


Answer

ほとんどの人は勝手に振るとフェイドになります。
意識してインサイドアウトで振るとストレートになったりドローになります。

そのレベルでいうならばストレート球が一番難しいかと思います。
ドローにもならない、そしてフェイドにもならない中間を探して調整しながら定
着させる必要があるからです。

初心者はできるだけ全てをスクエアにして振る事でストレートに近い球が出るは
ずなのですが、それでも肩の開きが早くなってフェイドが出がちです。

それを日本では持ち球として正当化し、それで良しとするゴルファーに優しい考
え方が浸透しているのですが、全てをスクエアにする事が一番効率が良く、飛距
離も出る事でそれが基本となっています。

そしてそのフォームをスクエアにする事で、アイアンはダウンブローに打って軽
いドロー、そしてDRは軽いフェイドになります。

世界のレベルでは曲げ球は4種類あり、ロードロー、ハイドロー、ローフェイド、
ハイフェイドと打ち分けをします。
しかも、フェイドだけでも2~3種類を使い分けするほど技術を持っています。
アマチュアレベルでは軽いドロー、ドロー、フェイドと3種類で十分です。

フェイドやドローを打ち分けるのは簡単です。
どれか一つ定着すれば、セットアップを変えるだけでインテンショナルに打つ事
ができるからです。

どちらを選ぶという事ではなく、状況に応じて対応する引き出しとして意図的な
曲げ球を持っています。

例えばDRの場合にはFWの傾斜や曲がり具合です。
両側が高い林で右に曲がっている場合にはフェイド、またFWの傾斜が左から右
に下がった傾斜の場合にはドローで傾斜にぶつけて転がってラフに行くのを防ぎ
ます。

また、アプローチでも同じように傾斜にぶつけて止める場合や、風で流される分
だけ風にぶつけて真っ直ぐな弾道にするなど、様々なケースで曲げ球を使います。
そして、番手間などの距離を出すためにも大変重要な打ち方です。

初心者はストレートかアイアンでは軽いドロー球がでるように練習してください。
肩を開いてから落とすか、肩を開かずに落とすかでフェイドとドローの違う球を
打つことができます。
この縦と横のタイミングによって軌道がインアウトになったり、アウトインにな
ったりするのです。

肩を開かずに引き落としをしてからリリースのターンとほぼ同時に肩を開くよう
な、ぎりぎりまでターンをしない打ち方があります。
これがレイトヒティングでHSが上がる技術です。

単に、インサイドに引いて、アウトに出すのではなく、タイミングで軌道を修正
します。
これができると飛距離も球筋も良くなります。

そして、この打ち方が定着し、崩れなくなったらセットアップを替えて、意図的
にドローやフェイドが打ち分ける事ができます。

初心者は癖球一本で十分に楽しめますが、競技を目指す方は効率の良い振り方を
して、セットアップでインテンショナルにフェイドやドローが打てるように練習
すると良いでしょう。






0 件のコメント :

コメントを投稿