2016年11月18日金曜日

ドライバーは横振り、アイアンは縦振!?


Question

基本的にドライバーのスイングとアイアンのスイングは打ち方、
トップの位置など同じでしょうか。

私はドライバーは横振りアイアンは縦振
りでなかなか定まりません。
アドバイスよろしくお願いします


Answer

番手によってヘッドや手の軌道は地面に対して角度が違います。
長い番手はフラットになり、短い番手はアップライトの
軌道に地面に対しては変わります。

ところが、番手によって前傾角度が違いますので
地面に対しての軌道角度はそれぞれ違いますが、
上半身(背骨)に対しては軌道は全ての番手で同じなのです。

したがって、感覚的に同じ角度で上げて、同じ角度で
下ろして来ると当たることになります。
現在のクラブセットは体に対して同じトップの位置に上げることで
全ての番手で当たるように設計されているのです。

ただ、番手によってトップの深さは違います。
短い番手ほど浅く、DRなどは水平まで深く上げます。
これは最初は意識してPWなどは9時で止めるくらいに浅くし
それを体に覚えさせる必要がります。

練習場で良く見かけるのですが、PWで水平まで上げて
思い切り振り回しているのですが、このタイミングではDRはスライスです。
フェイスの向きが真っ直ぐになるためには、番手の長いクラブほど
トップを深くしないとタイミングが合いません。

飛球線上後方から見たアングルでは、ヘッドの軌道は
地面に対して、PWとDRでは15度違います。
しかし、前傾角度も同じように15度違いますので、背骨に対しては
全く同じ角度で上げ下げしているのです。

この原理が分かれば、どれだけ前傾角度が大切かがお分かりだと思います。
また、それに対しての球との距離も同様に重要だということです。

もし、同じ前傾角度でそれぞれの番手を打ったとすると
体に対して13種類の違った軌道を覚えなければなりません。
しかも、球との距離が違えば、無限大に種類が増えるということで
日替わりゴルファーは20年経ってもショットが安定しません。
これがいくらでも遠回りするという理由の一つなのです。

ちなみに、この角度が短い番手ほど地面に対する軌道が
縦になっているので縦振りと言われているようですが、
前面から見た場合にヘッドが降りて来る角度が縦に近いか
遠回りして横振りになっているかの表現もありますので
混乱しないようにしてくださいね。







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