Question
元々インサイドに引きすぎ強烈なインサイドアウトのスイングだったので、
今プレーンに乗るよう多少アウトに引くように練習しています。
(一般の方から見るとアウトではなくただの真っ直ぐかもしれませんが)
これにより、アプローチ、アイアンは安定しましたが、
ドライバー、ウッドの飛距離は落ちた気がします。
ドライバー、ウッドだけでもインに引くような考え方をすべきでしょうか。
同じスイングで前傾角に応じて合わせるのが理想かと思いますが、
それでは方向性はともかく飛距離が10~20落ちるかと
Answer
要するにテイクバックのヘッドをどの角度でどのくらい
インサイドに引くかということだと思います。
通常、テイクバックでヘッドがインサイドに上がって行く時に
アバウトに上から見て7時という表現をするのですが、正確に言うと
この角度は番手によって違います。
極端に考えてみてください。
前傾角度が90度だったとしたら、ヘッドはほとんど真っ直ぐ
飛球線後方に上げられるのですが、
直立して前傾をなくしてテイクバックするとヘッドは
かなりインサイドに入ります。
前傾は大体45度から30度程度ですので、その誤差が分かり難いのですが
ヘッドの軌道角度は後方から見ると12度から27度で15度違いますので
その分だけ上から見るとインサイドに入る角度が番手によって1度ずつ違うことになります。
ただ、背骨に対してはどの番手でも同じ角度に上がります。
ということはヘッドを引く角度で覚えることは間違っているということです。
体に対して常にどの番手も同じ方向に上げるというのが基本となります。
まず、両脇を軽く締め、そのまま45度回転し、どの番手もそこから
両脇を上に上げて行くことでテイクバックの角度が体に対しては一定になります。
スイングは番手に関わらず、全ての番手で基本動作は同じです。
これがワンスイングの原理で、そのようにクラブも作られています。
飛距離が落ちたというのはこの誤差で恐らく芯を外すようになったのでしょう。
見た目の角度でヘッドを手前に引くのではなく、体を固めて上げることで
自然に長いクラブはインサイドに入ることを認識してください。
このように、地面や垂直に対しての角度で振るのではなく
常に自分の体(軸)に対して、毎回同じ角度で振ることによって
スイングが早く定着します。
30年も練習していて未だに定着していないという方がおられますが
地面に対してのテイクバックの角度、インサイドに引く角度、前傾角度、
スタンス幅や球からの距離、トップの深さなどが間違っていると、
いつまで経っても定着せず、13本のそれぞれのクラブに対して、
それぞれの角度や距離を覚えるまで練習しなければならないのです。
この間違いだけで人の13倍定着期間が掛かることで(ほとんどがそれ以上)
基礎練習をせず、勝手にただ闇雲に打っている我流ゴルファーは
どれだけ無駄な遠回りをしているかがお分かりかと思います。
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