2016年12月5日月曜日

起き上がりのチン出しスタイル?!


Question

ゴルフ歴10年です。
下手でもゴルフが好きで雑誌を買ったり理論や
クラブのことなどできる範囲で勉強しています。

観戦もギア理論もコース談義も好きですし、もちろんコースもたくさん行きます。
でもスイングフォームで、チンだし(ダウンスイングの時に
腰がボール寄りに近づいてしまい前傾が保てず文字通りチンだしの状態)
が何をどうやっても治りません。


Answer

球を上げようとして掬い打ちをして
ヘッドを持ち上げようとして前傾が起きるのでしょうか?

このような打ち方をされる方は非常に多く、
折りたたみが早かったり、力でヘッドを先に行かせる動きなど
結局オヤジスイングになって固まります。

あと20年もすれば固まって安定するかと思いますので
スコアは徐々に良くはなるはずです。

10年のゴルフ生活で付けた癖はなかなか治りません。
腰が前に出て、起き上がるような動きは逆です。
腰を後ろに突き出すくらい、また頭を下げて沈むくらいの力を掛けないと
その動きは治らないと思います。

長年の試行錯誤などでフォームを気にしないゴルファーには
このような事は良くあることです。
本気で10年の癖を抜き、5年ほど掛けてまったく新しい動きを
1から習得して、まったく違うスポーツを最初から始める覚悟なら良いと思います。

しかし、90台でラウンドが楽しくて、技術を磨くよりもゲームを楽しんでいる方は
改造はまず無理でしょう。
ラウンドに成長がなく、自分の下手さに愛想をつかし、プレー自体が
つまらなくなってからなら本格的に今までのスイングを全部取り替える
という気になるかと思います。

極端にいうと、まだ現実を知らず、苦しみが足りないということです。
悩みきって、心を入れ替えるだけの精神的な準備ができるまでは
改造はほとんどしませんし、できないと思います。

起き上がりは飛ばしたいからです。
飛ばすことが生きがいの人は治りませんし、
諦めが悪く、頭まで筋肉になっている人もまず無理でしょう。

パーで回るには飛ばす事を考えている以上でないのです。
力で飛ばすしか方法を知らない人は良いスコアは出ません。

一番の間違いは、正しい理論を取り入れていないことです。
ゴルフ談義は良いのですが、余計な情報や邪義を取り入れた事です。

初心に戻って、今までの10年を捨てられるだけ悩んで
また1からやり直そうと思える心境までボロボロになれば改造できます。
中途半端だと、そのままずるずる30年後にでも
今と変わらないゴルフをしているでしょう。

ゴルフを甘く見たつけが回って来たのです。
ゴルフは何をどう習得するかに尽きるのです。
好き勝手に遊んでいて、それでスコアを良くしたいとは
とても虫の良い話です。

ゴルフはある意味修行です。
基礎を習得し、定着安定させれば5~6年でアンダーで回れます。
10年掛けてまだフォームに迷っているようでは、とんでもない遠回りです。
何をどう習得するのかをまず知ることが最重要です。



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