2017年1月3日火曜日

バックスイングについて…


Question

自分はバックスイングをまっすぐ引くようにしていますが、
どうしてもインに引いてしまいます…意識はまっすぐ引いてるつもりです

アウトに引くくらいでもいいのでしょうか?
それがまっすぐくらいなのかなと…
アウトに引く意識は良くないですか?


Answer

ミート率は半分以上がテイクバックで決まると言っても過言ではありません。
テイクバックの軌道がズレるとトップの位置が変わり、違う位置から
下ろして来るので芯を外すという構図です。

したがって、テイクバックの軌道を一定にする必要があります。
ひとつの方法として、シャフトが水平になった位置、そして腕が
水平になった位置の二ヶ所で、正しい位置や形になっているかどうかを
確認すること、それを基準にして調整を行う方法があります。

まず第一のチェックポイントはシャフトが水平になった時です。
この時に左腕が7時半になり、ヘッドと手が飛球線上後方から見て
重なる位置を通っているかどうかです。

その時に手が肩の真下にある軌道がスクエア、そして肩よりも
内側に入っている軌道がインサイドです。
肩はその時に30度回転していますので、後方から見た場合
手は真っ直ぐ後方に移動しているのですが、肩が右(自分の前)に出るため
手が肩の内側に位置することになるのです。

スクエアでもインサイドでも、結局はどこでも構いません。
ただ、その延長で上げていくと、スクエアはアップライト、インサイドは
フラットの位置に上げやすくなります。

また、7時で重ねるとよりフラットに、8時で重ねるとアップライトに
上げやすくなるために、これもどこかを基準にする必要があります。

タイガー打法は7時半でインサイドに上げるテイクバックで
ここを基準にして、常に調整をしてトップの位置を固定します。

これは左手首の親指側のコック、左手首の山なりの形、手を真っ直ぐ
後方に引く軌道、左腕が7時半になる時にシャフトが水平で手とヘッドが
重なるという、すべてが同時にできた時の軌道を基準にするというものです。

このような具体的な位置を決めてあげることで、崩れたり、ズレたり
忘れたりするゴルフの上達過程において、いくらでも修正ができるのです。

ただ闇雲に上げても当たる時には当たりますが、一度ズレ出すと
どこに戻して良いかわからずに崩れてしまいます。

この崩れてフォームがどんどん変わる人がほとんどで、その度に
3年ほどかかる定着練習をするのですが、その間にまた崩れて
違う軌道で上げるようになり、一生定着しないまま終わってしまう
というのが7割のゴルファーに起きることなのです。

鏡を見ながらこの軌道を一定にし、ゆっくりと軌道をなぞりながら
体にその動きを覚えさせることで、いつかはその軌道が自然になるのです。
しかし、毎日ズレるということを忘れてはなりません。
毎日、その軌道を確認して反復しないと、いつまで経っても安定しません。

ゴルフは地道な事をコツコツとやるしかないのです。
このテイクバックの軌道を安定させない限り、ショットの安定はありません。
しっかりと練習し、精度を上げながら修正を繰り返して定着させてく下さい。





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