2017年1月7日土曜日

オーバースイングのクロスシャフト


Question

ゴルフのスイングでオーバースイング、そしてクロスシャフトになります。
クロスシャフトはみんなに直した方がいいと言われるんですが、
素振りではできるのですが、いざボールを打つときになると
クロスシャフトになります。直しかたがあれば、教えてください


Answer

オーバースイングになれば、スクエア軌道で上げてもクロスに入ります。
実は飛球線上後方から見た場合、左上から右下に斜めに
軌道が傾いており、その軌道上をオーバースイングすると
ヘッドは当然クロスに見えますが、これがスクエアなのです。

したがてって、逆にここでクロスに見える軌道上ではなく
オーバースイング(トップの位置が深すぎる)状態にも関わらず
垂直にヘッドが落ちていたら、それこそ軌道を外していることになります。
オーバ-スイングでも、クロスでも軌道上であれば問題はありません。

クロスがいけないと一方的に思い込んでいる方がおられますが、
このような状態の事でしたら必ずしもそうではないのです。
また、素振りではできているが、実際に振るとクロスになると言われるのは、
本振りだけオーバースイングになっているのかも知れません。

クロスがダメだというのは、この軌道を外れてさらに内側に入っている場合で
しかも、肩が先回りしてヘッドはインサイドアウトなのに、手がアウトサイドインに
なっている場合には、クラブが波を打って降りて来て、ミスが出易いという理由から
クロスはダメだと言われているのです。

しかし、これも昔の世界ランキング1位だったオチョワなどは
あまりにも完成度が高かったので、世界のトップに行くことができています。

では、何がダメだというのでしょうか?
それは定着期間です。
オチョワのように幼少期からの癖で20年も同じ事ができますか?
3年で定着する物が10年掛かるかも知れません。

また、ミスを軽減するために精度を上げる練習量です。
プロ選手のように毎日8時間も練習ができますか?

アマチュアはこのような複雑怪奇なスイングはまず定着しないでしょう。
バッバワトソンやダスティンジョーンズのような特殊なスイングは
定着安定には相当な年月が掛かっているのです。

しかも、崩れた時が問題です。
診断して元に戻して上げられる人がいないのです。
自分だけの僅かな経験と知識だけで調整し、崩れた時も
自力で修正しなければなりません。
これが大崩れの原因になるのです。

基本を外れて独自に帳尻を合わせたスイングというのは
基礎や基本動作も違いますので、通常のアドバイスや効き目がありません。
バッバワトソンには誰もコーチになってくれる人がいないのがこのためです。

厳密に言えば、オーバースイング自体がミスの割合が多いことも理由なのですが
ドラコンであればオーバースイングは当然やらなくてはならない動きです。

クロスに入っていたとしても、そのままインからアウトに振れば
ドロー球にはなりますが、それはそれで十分に使えるのです。

ただ、理想を追求していくと、到達するのはすべてをスクエアにすることです。
それによって無理がなく、無難に早く安定し、ミスの確率が少なくなります。

修正するのでしたら、右肘を曲げずに上げて、左手首を甲側に曲げない
というフォームに修正すると、どちらも治るかと思います。
それでもする場合には前傾を深め、腰をあまり回転させずに上げて
左腕のローテーションを多くしてトップを作ってみてください。





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