2017年4月25日火曜日

50~60yぐらいのアプローチ


Question

私はいつも50~60yぐらいのアプローチの場合、
56度のウェッジで6割ぐらい振っています。
最近この距離になるとシャンクがでるのですが、

①フェースが開いたまま当たってる
②手で振っている
③ヒールに当たっている

以外の原因はありますか?


Answer

50~60Yはちょうど中途半端な距離かも知れません。
人によってはその辺りの打ち方を知らない人がいます。

56度のクラブで6割で振っている、とのことですが、
それは6割の力ということでしょうか?
だとしたら、緩んでいる可能性があります。

もともとシャンクとはソケットに当たって右に飛び出すショットのことで
フェイスが開いているから右に行くのとは違います。

また、手で振ろうと体全体で振ろうと、どちらにしても
シャンクは出るのです。
単純にヘッドが外回りして、シャフトの付け根のソケットに当たるだけで
その原因はいくらでも考えられます。

この外回りする原因の一つには緩みがあります。
力を抜いて打とうとすることで軸がブレたり軌道がくるうのです。
したがって、飛距離を変える場合には力を抜くのではなく
振り幅を変える事や下半身の動きを使わないなどの打法によって
飛距離をコントロールします。


まず、ゲームにおけるショットの種類です。
飛距離別に分けて4種類の打ち方をするのがゴルフの基本です。
短い順にチップショット、ピッチショット、コントロールショット、
そしてフルショットの4種類です。

フルショトとコントロールショットを分けるには、単純に力を抜くのではなく
打法自体と替えて、結果的に6割の力になるようにすることなのです。
決して、フルショットをそのまま6割の力や速度にするのではありません。

グリーン周りの寄せはチップショットやピッチショットで打ちます。
また、60Y~120Y程度はコントロールショットで打ちます。
これによっていかなる距離にも対応できるのです。

コントロールショットは基本的にハーフショットです。
下半身をほとんど使わない大人しい打法です。

たとえば、コントロールショットがフルショットの10Y弱だとすると
PWのフルショットが110Yの人は
コントロールショットは100Yとなります。
8番アイアン以内は9時3時のハーフショットができますので
8、9、P、A、Sの5本は10本分の役割をします。

コントロールショットを15Y弱、20Y弱と
それぞれ人によって違いますが、その距離を番手間にすると、
そのまま何も変えずに番手間距離を出すことができます。

また、球の位置を変えたり、曲げ球にすることでも
飛距離を変えることが可能です。
セットアップを変えるだけで全く同じ力や速度、
同じ打法でも飛距離を変えることができるのです。

ピッチショットで球を右に置き、PWで最大にすると
50~60Yの距離が出ます。
あるいは、60度ウエッジで球を左に置いてハーフショットで高く上げると
50Y~60Yを出すことができますので、この方法だと
この苦手な距離も高い球、低い球の2種類でアプローチできます。

フルショットをそのまま小さくしたり、弱くすると体が緩んで
シャンクなどが出易くなります。
日本のプロでもグリーン周りの寄せでフルショットのアドレスで
振り幅を小さくして打っているシニア選手がいるのですが
やはり、ここぞという時にシャンクしています。

40年もプレーしていてもシャンクするということは
打法自体に欠陥があるということです。
両脇を体に着けたチップショットは欧米では基本とされており
フルショットのセットアップで寄せる選手は見たことがありません。

基本をしっかりと勉強して、よりミスの少ない方法で
より効率の良い打法や方法で仕上げることが大切です。




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