2017年4月24日月曜日

ミドルアイアンになると全く打てません


Question

ミドルアイアンの打ち方を教えてください。
右手でフェースを合わせに行ってしまうのでフェースがアウトサイドから入り、
上体が突っ込むと引っ掛けたりザックリしてしまいます。

それでスエーとヘッドアップしないように意識してますが、
手打ちを助長し悪循環です。
ショートアイアンはロフトがあるので打ててますが、
ミドルアイアンになると全く打てません。
どんな練習をしたら良いのでしょうか?


Answer

まず、ミドルアイアンの打ち方は、ほかのクラブと違う
と思っておられるようですが、それはどんなスイング理論なのでしょうか?
通常のまともな理論でしたら、そのようなことはありえません。

ご自身の身に起きている事は事実だと思いますが、
それは打ち方ではなくセットアップにあるかも知れません。

本来、スイングは基本的にどの番手でも同じです。
しかし、セットアップを変える事によてどの番手も同じスイングで
当たるというのが現在のゴルフ理論*です。

右手で合わせてしまうとアウトイン軌道になる
というスイング理論も質問者さんの持論なのでしょうか?

アウトインかインアウトかは肩の開き具合で決まります。
肩が先に回ってから腕が下りて来るのでアウトインになるのであって
ヘッドから下ろしたり、当てに行ったりが直接の原因ではありません。

そして、右手で合わせに行くとか、上体が突っ込むのを修正するのに
スエーをしないように、そしてヘッドアップしないようにすることで
修正が可能だという修正法も理解できないのです。

こうなると、基本動作を守らず、症状を勝手に診断し、
まちがった処置をして治らない、という持論の展開を
されているだけとしか思えません。

しかも、手打ちを助長するとか、ロフトがあるから打てる、
などという理論もどこから持って来たのでしょうか?

仰っている事があまりにも正統派理論からかけ離れていますので
このようなジャンク理論が好きな方は、意識改革が必要かと思います。

我流とは本当に恐ろしいものです。
真っ暗闇の中を手探りでアメリカまで歩いて行こうとしているのと同じです。
基礎**というのはゴルフの原理を基にしたとても重要な部分です。

本来、クラブは一本が当たればほかの番手は全て当たるはずなのです。
もちろん長い番手ほどミート率は落ちるかも知れませんが、
まったく打てないというのは基礎部分のどこかがおかしいのです。

まして、ミッドアイアンだけ打てない、というのもおかしいのですが、
イプスで始動ができない事も「打てない」になりますし、
空振りすることも、芯を外す事も、そして方向が出ないことも
人によっては「打てない」と表現するのですが、この曖昧さも問題です。

打てないとか当たらないとか良く言うのですが、その中にどれだけの症状があり
それぞれに原因が違ったり、対処法が違うのに、それすら知らないのか
あたかもコツをつかめば完成する、特効薬でマスターできるなどの
勘違いがあるのではないでしょうか?

今はミッドアイアンだけかも知れませんが、そのうちショートアイアン、
DRだけが当たらないと言い出すかも知れません。
ワンスイングになっていない事や、日替わりスイングをしているなど
基礎ができていないので、かなりの遠回りをしている事だけは確かです。

ジャンク理論やガラ系を鵜呑みにしたり、スイング理論ショッピングをしていると
そのうち総崩れして、全てが当たらなくなったり、
30年しても100が切れなかったりで大変なゴルフ人生になるでしょう。

そうならないためには、初心に戻って、真剣にまともな理論を習得し
我流動作、我流診断、我流治療、我流理論を捨てるしかないと思います。

* ゴルフ理論=スイング理論と道具理論がマッチしたもの
**  基礎=スタンス、前傾角度、球との距離、トップの深さ、姿勢、
  アライメント、軌道、グリップなど



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