Question
ゴルフのアイアンについて質問です。
現在スコア115程度の40歳男性です。
現在テーラーメイドのロケットボールズという5、6年前のアイアンを使用しています。
このスコアなら買い直さず練習やレッスンにお金を回した方がいいのかもしれませんが、
昨年モデルのM2アイアンセットに変えたらよりやさしくなるのではないか。
と思い検討中です。
目標は100切りたい程度で、90とかは目指していません。
ショップでM2はとにかくやさしくいいクラブ。とオススメされました。
現在使用しているクラブと新しいクラブM2で大きな差はありますでしょうか?
またアイアンが苦手なためM2のUT4 22度を持っていますが、
UT5の購入も検討しています。
Answer
先日女子プロがTVで「最近アイアンを替えたら、道具が進化していて
飛距離が伸びた」という話をしていました。
メーカーと契約している選手達はそういう言い方をします。
しかし、実際には「最近のアイアンは番手ずらしをしていて
ロフトが立っているので飛ぶ」というのが事実で、
進化ではなく変化しているだけなのです。
メーカーは売れる商品しか作りません。
「良いクラブ」ではなく「売れるクラブ」です。
この両者は違います。
非消耗品を毎年売りつけないと経営が成り立たないゴルフ業界は
必死で買い換えさせる手段を考えています。
長尺ブームを作り、デカヘッドを作り、UTを作り、チタンヘッドを作り、
シャフトを塗装し、番手をずらし、シャフトのフレックスをずらし、今度は
軽量化をして何度も買い替えさせているのです。
ショップではHSを計測し、その人のHSによって違う固さのシャフトを売り、
変わらないと表示の違う同じ物を売り、重心距離、重心深度を変えたり
フックフェイスにしてみたりで、スライス止めヘッドなどを作っては
売り上げをあげていたのです。
ところが、それでも競争が激しく、大手のナイキまでが撤退し
益々熾烈な戦いとなっているのがこの業界です。
ショップも計測や試打などで必死に買い換えさせようと
あの手この手で万策を尽くして手ぶらで客を帰そうとはしないのです。
易しいクラブとはスイートスポットが大きいということです。
その分衝撃は分散され飛距離やバックスピン量が落ちます。
また、シャフトが柔らかいと、今までに出なかった
捻じれによるプッシュやスライスが出ることもあり、また
トウダウンで芯を外す事もありますので
何の定義で何をもって易しいと言っているのかを良く理解する必要があります。
115で回るゴルファーはセンチメートル単位で軌道がずれます。
クラブが易しいというのはミリメートル単位のお話です。
したがって、90台が出るようになるまではさほど影響のあることではなく
そこまでは何を使ってもスコアにはあまり影響はありません。
ただ、UTはかなりスイートスポットが広いので、芯を外す人は
たまに良いショットが出ますのでその気になれるかと思いますが
トータルするとスコア的にはさほど変わらないでしょう。
100さえ切れれば良いのでしたら、シンプル打法を安定させれば、
最短で目標は達成すると思います。
道具を替えても同じでしょう。
毎年クラブを買い換える人がいますが、クラブでスコアは買えません。
しっかりと基本的な技術を習得する事をお薦めします。
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