Question
ゴルフをはじめて1年半になります。
週4日以上は欠かさず練習し,週1回のレッスンも受けてきました。
ラウンドも毎週1回は行き、ベストスコアは91です。
スコアは確かに少しずつよくなってきていますが、
アプローチが前より上手くなっただけで
ドライバーは下手になっているとしか思えず、
アイアンもシャンクが出たりで
自分としては本当に上手くなってるのか自信がありません。
こんなものなのでしょうか?
Answer
はい、ほとんどの方は最初の1年ほどで
やっとゴルフはそう簡単ではない事を知ります。
幸いレッスンを取られているとのことですので
基礎習得とスイングの定着を目標とすると良いでしょう。
まずショットが安定するには数年間の定着練習が必要です。
その間にいじると、そこからまた数年掛かります。
修正や調整を重ねながら、とにかく定着するまでは
スコアーはまとまらないのがゴルフです。
初心者に多いのは1年ぐらいでプロと同じに打てるようになると
勘違いしていることです。
ゴルフはそう簡単なスポーツではありません。
しかし、レッスンは内容次第で雲泥の差が出ます。
基礎としてのアドレス、グリップ、姿勢やアライメントなどから
どう動くのかの基本動作を習い、その動きを定着させる
ために、毎週でも修正しながら固める
というのがレッスンの本来の内容です。
ところが、「じゃあ、とりあえず振ってみてください」と言われて
どこをどう動かして良いのかすら知らないのに
ダメ出しで教えるレッスンプロがほとんどです。
この方法はツアープロを指導する時のやり方で
ズレの調整をする時に行う方法なのです。
どう動くのかを知らない人に、じゃあ、振ってみて!
では話になりません。
まずは、アドレスを教えてもらったら、テイクバックの始動
トップ、切り返し、ダウンスイング、インパクト、フォローと
それぞれにどう動くと効率が良いのかなど
お手本を見ながら真似をしてそれぞれを覚え、それで
全部を通してできるようになったら、そこから修正に入る
という方法が本来のレッスンなのです。
恐らくダメ出しレッスンで1年半されているのかと思いますが、
まずはその基本動作ができるまでは、ゲームにはならない
ということを理解するべきでしょう。
また、基礎がしっかりと出来ていないと、相当遠回りします。
毎回同じ球との距離、前傾角、アームシャフト角、スパインシャフト角
タイミング、リズムやテンポなど、セットアップを基本通りにやらないと
定着までに何倍も遠回りする事があります。
スイングフォームが定着していないということは
武道でいう型ができていないという事です。
型すらできていない人をすぐに対戦させるでしょうか?
どう動けば攻撃できて、どうすれば防御できるのかなどは
まずは型で教えています。
ゴルフも同じです。
まずは型を定着させてから実践です。
型のできていない人が対戦したら、単なる喧嘩にしかなりません。
せっかく習って来た型などは総崩れして、
今まで何のために稽古して来たのか分からなくなります。
コースは課題を見つける所で、上手くなるのは練習場です。
何がなんでもすぐにスコアを付けたがる人がいますが
スイングの型すらできず、定着もしていないのに数を勘定しても
意味がありません。
コースはショートゲームやパティングの練習にはなりますが
ショットの練習をするところではありません。
ちなみにレッスンプロはほとんどが中級クラスです。
ツアープロはアンダーでも回れる人ですので
上級を目指すゴルファーは60台で回れる人から習いましょう。
また、定着するまではレッスンに通って、動きの調整や軌道の修正など
常にセットアップや動作を診てもらいながら、
また変な動きが出てきたら矯正ドリルで矯正しながら、
徐々に固めていくというやり方をしないと、相当遠回りする事になります。
コースに毎日行ってもショットは安定しません。
しばらくは崩さないためにもコースはお休みし、練習場に通いましょう。
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