2017年11月20日月曜日

フェイドが治らない


Question

フェイドが治らないのですが、治す必要があるのでしょうか?
持ち球を変えると何かメリットがあるのでしょうか?


Answer

初心者用の易しいコースだけでプレーされるのでしたら
どんな球でも良いと思います。
また、年齢的にも練習がキツかったり、時間的にも
練習があまり出来ない方は、フェイドだけでも構いません。

ところが、上級者用のコースになると
両側林で狭く、その幅でドッグレッグになっているホールがあったり、
障害物が通り道にあってまともに打てないなどの問題に直面します。

また、左上から右下に斜めにFWが傾いていると、フェイドは
一番左に落としても、右下のラフに転がってしまうのです。
難しいホールだと、そこがポットバンカーや崖になっている事もあり
ドローで右から曲げて斜面にぶつけて止めるしかないホールもあるのです。

このように上を目指す方でしたら、意図的な曲げ球を打つ必要があり
ストレート、フェイド、ドロー、フック、スライスと
打ち分ける事ができればどんなコースも攻略できるのです。

しかし、これらの意図的な曲げ球はその全てを練習するのではなく
ストレート球の一種類さえ打てれば全部打てるようになるのです。
これはセットアップを変えるだけです。
同じセットアップで全てを打てる人がいますが、ワンスイングに
なっていませんので、ミスがその分だけ多くなります。

アドレス時の構えだけでこれらの曲げ球が全て打てますので
上を目指すのでしたら、まずはストレート球が打てるようになる事です。


さて、フェイドはどうやって治すかです。
これはヘッドがアウトインにインパクトを通過するからで、その原因は
リリースのタイミングや肩の先回りにあります。

肩の先回りとはトップで先に肩から始動する事で
回転が先行すると手がアウトインに下りてきます。
これを調整するために、ヘッドを逆にインアウトにすれば
ヘッドはスクエアになります。

また、極端にインサイドからアウトに押し出すような動きで振ると
ドロー気味になりますが、プッシュが出やすくなります。

効率が良いダウンスイングは、手の軌道、ヘッドの軌道が
全てスクエアになることです。

最初は何も考えずに振ると手がアウトインになりますので
練習の段階では肩を開かずにバンプ、ダンプ、ターンの順で動かし
目標の右に手を投げ出すようにするとスクエアになり易くなります。

また、ヘッドはできるだけ後ろに置いたまま打つ体勢を作り
体が弓になって、打つ準備ができてからヘッドが前に出てくるような
レイトヒティング度を上げるフォームにすると、
スムーズな動きとなってアウトインが治ると思います。

スイングは型で覚えます。
武道でいう型とはフォームの事です。
正しいクラブの位置、正しい体勢で、正しい筋肉を
正しいタイミングで使うことで
初めてヘッドの軌道が効率良く動くのです。

ヘッドを右から左に、横に振って運ぶのではなく、
後方を向いたまま左斜め下に縦に下ろすと
肩が先に回り難くなります。

練習法としては背面打ちがありますので、これで体に
縦振りの感覚を染み込ませてから打ってみてください。
魔法のようにその場で治る事があります。





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