2017年11月7日火曜日
球が高過ぎます
Question
ドライバー、アイアンにおいて球が高すぎます。
ドライバーに関しては落ちたあとのボールマークを見ると
1ヤードも転がっていないようです。
無風のときはタフなコースでも70台で回れるのですが、
少し風が吹くと90打ちます。
2~3mのアゲンストのとき、アイアンでのセカンドショットでは
2番手大きめに持ってもグリーン手前のバンカーに落とされます。
また、1番の悩みはドライバーでのティショットで
フェアウェイセンターに打ち出し、軽いドローがかかるとOBです。
23歳
181センチ77キロ
ヘッドスピードはコースでも54は出ます。
ゆっくり振れとか、調整して打て、というのは性に合いませんでした。
練習場で100%の力で振って、コースでは90%(のつもり)で振っています。
ゴルフ嫌いになりそうです。助けてください
Answer
背が高く手が短い人は弾道が高くなります。
これはクラブの原理で、打つ時の手の位置が高いほど
ロフトが寝ることが原因です。
背が高く腕が短い人と、背が低く手が長い人ではロフトの角度が
5~6度違います。
ロフトが12度のクラブと7度のクラブでも
同じ高さになるという事です。
背が低く、手が長い人は逆に球が上がらずに悩んでいるのですが
どんな人にでも妥当な高さになるだけのクラブがあります。
一番の問題はどうもゴルフIQにあるようです。
ゴルフはスコアが全てなのですが、飛ばす事が目的になっている
方なのかと思える内容です。
まず、グリーンで止まるのは良い事です。
プロは止めるためにダウンブローに打って、スピンを掛けて
止めようと練習をしています。
花道から転がして乗れば良いというのはオヤジゴルフです。
グリーンに直接ヒットしてその場で止める、あるいは戻すなどの
テクニックがないと上には行けません。
また、風に弱いというのはスピンコントロールができていないからです。
無風状態ではスピンを掛けて止めるのですが、アゲインストでは
スピンを掛けると風で戻されます。
パンチショットやコントロールショットの練習が必要です。
そして、癖球も同じです。
横風に弱いので、ストレート球を打つ練習が必要です。
高く上がり過ぎると飛距離は損しますので、
ちょうど良い高さにするにはロフトを変えることです。
DRは探せば5度、4度がありますが、9度でもシャフトによって
絶対に上がらないという物もあります。
これはインパクトのたわみです。
普通のシャフトは柔らかいのでインパクトの衝撃でフェイスが上を向きます。
ところがシャフトが硬いとその度合いが少なくなり、
本来のロフトで打てるのです。
HSが54となるとトリプルXでトルクがアメリカ表示で
2.6くらいの曲がらず捻れずのシャフトをDRに装着すると、
地を這うような球が出るかと思います。
また、インパクト時に伸び上がったり、フルアンコックすると
手の位置が上がりますのでハンドダウンにして構え、
インサイドイン打法で手の位置をできるだけ低くして
その位置に戻してインパクトすると出球は低くなります。
あるいは、ロフトを立ててこのように打つことだけではなく
アッパーブローでDRは打てばスピン量が減って風にも強く
吹き上がる事もなくなるかと思います。
強く打ったり、弱く打ったり、右左に打ったり、左右に打つなど
コースや風の方向によって色々な打球が打てると
一段階上のゴルフをする事ができるようになります。
まずは、考え方から変えて飛ばすだけが脳ではない、
という事を認識し、飛ばすかスコアアップするか、状況に応じて
臨機応変に対応できる柔軟性を持つ事です。
性に合わないだの、自分には合っていないからなどと勝手な考えで
大切なゴルフの原理を無視しては上達はありません。
ドラコンで400Y飛ばす人は
普通のゴルフの試合には予選すら通過しません。
飛距離とスコアかはどちらも追求していくと両立しないのです。
お若いのですから8割の力、あるいは6割の力に落としても
300Yキャリーで飛ばせる打ち方を習得して、
満振りして260Y(?)などというレベルから
卒業する事をお薦めします。
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