2018年4月13日金曜日

グリップの握力について


Question

グリップの握力について教えてください。
どのくらいの強度で握るのが良いのでしょうか?


Answer

グリップの強度は YOU TUBE では見えない部分の一つです。
握り方は色々な情報があるのですが、いつどのくらいの強度で
実際に握ると良いかはあま多くありません。

フルショットとピッチショットは違いますので、まずはフルショット
の場合からお話しましょう。

フルショットはアドレス時には軽くにぎります。
マックスを10としたら2~3程度です。

そしてテイクバックではテイクバックに必要な力しか使わないことですが
ゆくりと上げる人は3~4程度、素早く上げる人は5~6程度の力で
軌道がズレない程度に握り、決してガチガチに握らない事が大切です。

そしてインパクトゾーンまでは同じようにゆったりと握ったままで、
基本的にはリリースする時に始めて両手に力を入れ始め、
インパクト寸前で10にします。

この強度を上げるタイミングが早いとダフったり芯を外したり
ミート率が上がらない原因の一つとなります。


チップショットなどの寄せの場合には違います。
最初からインパクトの形を作って打つ打法は体重移動もせず
遠心力でアームシャフト角が伸びたりトウダウンする事もないので
ヘッドの時間差はあまり必要ありません。

基本インサイドインで両肘を体に着けるように引き付けて構えますので
フルショットを小さくした打法ではなく全く別物として考えます。

降り幅が小さい事で体はほとんど使わず、肩の回転だけで打ちます。
そして、チップショットはコックすら使わず右手握りです。

右手で全ての指を密着させて握るのですが、最初から最後まで
10の握力で握ったままにします。
これによってアームシャフト角が変わらず、しなりも使わずに
より正確に打つ事が可能となります。

左手は5~10で握ります。
これもインパクトで力を入れたり抜いたりしないようにします。
アドレス時からフォローまで握力は変えないことが大切です。

フルショットはインパクトで打ち込んで重量を上げるのですが、
チップショットは消して打ち込んだり、インパクトで力を入れてヒットする
のではなく、振り子のように同じ速度、同じ力で通りすがりにぶつかって
そのまま球を運ぶという打ち方をすることで縦距離が合わせ易くなります。


フルショットはアドレスで緩々、チップショットは片手だけアドレスから
10というように分けておくのは混乱しないためです。
チップショットで緩々にしておくとダフちますし、フルショットで
ガチガチだとしなりがなく飛距離を損するだけではなく、
バネ指や腱鞘炎になることもあります。

あと10Yでカップという寄せでザックリと言う経験はありませんか?
グリップがこれに大きく関与している事がありますので、打ち方や
力具合をもう一度見直してみては如何でしょうか?




0 件のコメント :

コメントを投稿