2018年4月17日火曜日

DRのミート率が上がらない


Question

いくら練習してもDRのミート率が悪く、
芯をなかなかとらえる事ができません。

そこそこ飛ぶのですが、しっかりと捉まった
球にならないのはなぜでしょうか?


Answer

原因はいくらでもあります。
むしろ、芯に当たる要因を探した方が早いと思います。
ほとんどの方は勝手に振って当たると思っておられますが
ゴルフはそんな簡単なものではありません。

当たらないのは当たる軌道をヘッドが走っていないからで
その軌道はご存知でしょうか?

また、その軌道をヘッドが動くために手や腕、体や脚は
どう使うのかご存知でしょうか?

ヘッドの芯が構えた時の位置に戻って来るには、それなりの
条件がいくつかあります。

体はグニャグニャで2mもヘッドを動かして、mm単位の
位置に戻す事自体がそもそもとんでもなく難しいのです。

ほとんどの方はただ何も考えずに上げて下ろせば良いと
思って自分勝手に何も習わずに動かして、偶然当たるので
それが正しい動きだと勘違いしてそのまま続けるのですが
まず、100球中90球芯で打てる人はそう多くはありません。

ここがゴルフの難しさです。
ゴルフいは野球のようなファウルがありません。
空振りしてもなかった事にできないのがゴルフです。

毎回、そして20年以上真芯に当てることが
どれだけ難しい事かは20年やってみないと分かりません。

いくら100球中100球当たっても、翌日には全く
当たらないという事が簡単に起きるのです。

まして来年の今頃にはあまりにも当たらずに、ゴルフ自体を
辞めているかも知れないほど難しい事なのです。

サッと上げてサッと振ればいいんだ!
と言って教える人がいますが、そういう人は一度ズレると
まず崩れてボロボロになったり、そのまま元に戻らず
どんどん打ち方が変わってしまったり、崩れて迷路に入り
辞めてしまう事もあるのです。

ゴルフを甘くみると大変な事になります。
今は偶然、たまたま当たっているだけで、いつ崩れるか
分からないと言う真剣みが大切です。

崩れる原因の一つにズレにあります。
毎日徐々に軌道がズレ、軸がブレ、体の動きが変わり
タイミングがズレるなど、人間はロボットと違って、
一度できたからそれが続くと言う事はありません。

ズレやブレは毎日でも毎回でも起こります。
フォームが出来上がっていない間はそれどころか、全く
違う動きをしますので、まずは毎回同じスイングが
できるように定着させる事が第一条件です。

その間にもズレたりブレたりしますので、それを修正し
調整して決まった動きに常に戻すという作業が必要です。

ではどこに戻すのかです。
メカニズムを知らない人はズレても分からず、どこに
戻したら良いのかすら分からず、ただ暗闇の中を
手探りで歩いているような物です。

それを、ゴチャゴチャ考えずにサッと振れ!とか言うのは
真っ暗闇の中を走れと言っているようなものです。

テイクバックの軌道はどこにあって、毎回同じ軌道で
上げる事ができているのかどうか、これによって
毎回インパクトのヘッドの位置が変わります。

トップでの切り返しのリズムが早くなって早打ちすると
体がインパクトの形になる前に打ってしまうので、芯を
外します。

軸は前後左右上下にブレます。
これをどう固定するかは色々なテクニックを習得し
それを定着させる必要があるのです。

芯をとらえる事は軌跡に近いほど難しい事なのに
アバウトに振っている人はゴルフを甘く見過ぎです。

まずはどう動かすのか、そしてどこに手やヘッドの軌道
があって、毎回そこを通すにはどうすれば良いのかなど
基本動作の習得や定着安定、精度を上げて正しいフォルダ
を開ける練習など、さまざまな工程があります。

なぜ当たらないかではなく、なぜ当たるのかを先に
覚えることが大切です。








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