2018年6月12日火曜日

スイングにおいてのリズムとは


Question

スイングでリズムはどのようにしていますか。


Answer

リズムとは音楽で言うと符割の事でサンバ、ワルツなど
をさします。

ゴルフの場合にはテイクバックに使う時間、切り返しの時間
ダウンスイングの時間、フォローやフィニッシュなど
それぞれにどのくらいの時間を使うかと言う意味です。

その昔、日本ではチャーシューメンで打てと言っていました。
チャーがテイクバック、シューが切り返し、そしてメン
で降ろせと言う時間割です。

これはオーソドックスな打法はこのリズムでした。
それに対し、全体の速度はテンポです。
1分間に幾つのビートが入るかです。

スイング速度とはこのテンポの事です。
手が体の周りを回る速度の事です。

スイングのリズムは非常に大切です。
良くあるのは切り返しの時間がなくなる事です。
切り返しが早くなると、早打ちと言って体重が移動しない
うちに手が降りて来てダフる事もあります。
また、インパクトの体勢にならない内に打ってしまうので
球が真っ直ぐに出なかったり芯を外したりします。

また、ダウンスイングの速度が速くなるとヘッドの戻りが悪く
プッシュしたりスライスの原因にもなり、テンポやリズムは
練習の段階から一定にする必要があります。

リズムはそれぞれの打法によって変わります。
たとえばチャーシューメンでもサンゲタンでも良いのですが
この3ビートで打つ打法は、1でテイクバック、2で切り返し、
そして3で降ろすという動作の間合いを示しています。

したがって、基本的なダウンスイングのバンプ、ダンプ、
ターンという3ビートは切り返しからですので、
チャーシューメンのリズムでは合わなくなってしまいます。

現代の世界のスイングの一例はスーラータンメンです。
これは単に一例ですので、コーチや個人によって、また打法に
よってリズムは変わってきます。

スーラーがテイクバック、タがバンプで腹筋に力を入れ、ンで
腰を開き、メで引き落としをして、ンでターンという6ビート
となる打ち方をしても良い分けです。
進化した世界の打法は難易度がかなり上がっています。

このように言葉でリズムを覚える方法はアメリカでも行われ
大変有効的です。
スイングにどんな動作を組み込むかによってビートやリズムが
違いますので、どんな動きでスイングするかを決めてから
そのビートを数え、そのリズムに合った言葉を探すと良いでしょう。

また、ゴルフ用のメトロノームがあります。
耳に付けてテンポやリズムを聞きながらスイングができます。
練習時にも一定の速度やリズムで打つ練習をする事が大切で
ゴルフボール1ダース分で購入できますので入手しましょう。

フォームが決まったら、10年間は組み込み動作を変えず、
リズムやテンポを変えないという事を目標に再現性を高める
という練習を目標とした場合、このメトロノームは10年後にも
同じ事をする上においてとても重要な道具となります。

スイングは定着しているのにミスが出ると言う段階はフォーム
の問題ではなく、プロでもリズムやテンポの場合があります。
方向調整の段階では特に要注意です。




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