2018年6月24日日曜日

コックによるオーバースイング


Question

私はどうしてもオーバースイングになってしまいます。
リバースピボットや身体を回しすぎなどありますが、
私がどうしても直したいところはコックです。

コックは自然に入るのであまり意識しないと数々の動画や雑誌に
書いてありますが、コックを全く意識していないにもかかわらず、
かなり多く入ってしまいます。

ノーコックで実施してみても結果は一緒でした。
ちなみに以下のドリルは数ヶ月実践してみましたがダメでした(^^;)

1.ハーフスイングの意識でスイング
2.スプリットハンドでスイング
3.ノーコックかつ身体の回転のみでスイング
4.トップで停止した状態からスイング
5.テークバック直後にコックを完了してスイング
6.下半身を止めて肩の回転でバックスイング
7.脇にヘッドカバーを挟んでスイング


Answer

この場合のコックとは左手首を曲げる事とします。
この場合、手首を甲側に曲げる動きと親指ー小指側に曲げる
動きの2種類に絞ってお話します。

ゴルフで使うコックは今は親指側だけで、甲側に曲げるのは
クラシックから中期の時代まででした。

21世紀のモダン打法はコックは甲側には使いません。
この動きは軌道が縦になり、オーバースイングになる傾向があり
ボディーターンで飛距離を出す打法に進化してからは、手首などの
手先でHSを上げるフォームが改造されて来たのです。

確かに甲側に曲げると飛びます。
しかし、ゴルフは飛べば良いのではなく、正確にFWに乗せる
というスイングをしなければなりません。

したがって、細かい筋肉は方向を重視して動かさず、大きな筋肉
でパワーを出すという最新の考え方が現代の教科書になっています。

さて、ではどうするかです。
ほとんどの人がここで悩みます。
まず、意識するしないで動きをコントロールしようとする考え方から
修正していく必要があります。

ゴルフはもともと普段の生活にはない動きでスイングしています。
したがって、何も意識しなければ何ひとつできません。
新しい動きは最初はみな意識して動かしているのであって
無意識には体は動かないのです。

ところが、反復する事でその動きが定着していきますので
その時点で初めて意識せずにその動きができるのですが、ちょっと
違った動きに変える場合には、また最初からやり直しで意識して
新しい動きを何度も反復して定着させなければなりません。

打つ事に神経が集中して、手首まで神経が行かないから甲側に
曲げたままの癖が出ているのであって、それを意識して真っ直ぐに
したり山にして修正するしかありません。

手首は時間が掛かる一つです。
矯正具がありますので、手首を固定する物を使うとある程度は
良くなります。
これは課題が多過ぎてそれぞれの動きに神経が行かない場合など
手首の事を忘れるとミートしないケースなどには良いのですが
3~4か月しても治らない事があります。

これは矯正具で曲がらない状態を作るのですが、そこは忘れて
意識していないために、手首がその動きを覚えないのです。

結局、その形を手首が覚えるまで何度も反復練習をするという
地道な事をコツコツとするしかないのです。

試された矯正運動(?)はトンチンカンで手首のための物ではなく
しばらくはなぞりやスローをコツコツと毎日60回21日継続し
体が完全に覚えるまであきらめない事です。

自分の体ですから、自分で治すしかありません。
歩く時に右足を前に出して、次に左足がでませんと言うのと同じで
自分で出すように脳が命令するしかないのです。

課題が多いと全部を一度にする事が出来ませんので、エアーや
素振りでその部分だけを反復するとか、その部位だけを反復する
などの工夫をして定着させてください。




0 件のコメント :

コメントを投稿