2018年7月11日水曜日

飛距離は練習で伸ばせるのでしょうか


Question

ゴルフのドライバーで、調子のいい時でもヘッドスピードが36m/秒で
飛距離が185ヤードほどで、得意ではないのですが、
宮里選手の国内引退試合を見ていて、
小柄なのに飛距離が250ヤードでヘッドスピードも40以上あって不思議でした。
ドライバーの飛距離やヘッドスピードは、練習で増やす事は出来るのでしょうか。
またゴルフ用の筋肉の鍛え方として、素振りなどがいいのでしょうか。


Answer

何が不思議なのでしょうか?
ご自身よりも飛ぶのに引退したからですか?

飛距離は技が7割で3割は筋肉です。
いくら筋肉だけ増やしても、その使い方が分からなければ飛びません。

アマチュア女性は100~200Yが平均だそうですので、
185Yならば悪い方ではありませんがプロとしては足りません。

質問者さんはこの飛距離でもイーブンで回る事が可能ですので、
ショートゲームやパティングなどが上手くなれば問題はありません。

ただ、その上を目指すのでしたら、スイング自体を大改造する必要があります。
ヘッドの走らせ方を覚え、さらに体の使い方を覚えてタイミングを合わせると
もっと飛距離を伸ばす事が可能です。

宮里藍選手はアメリカのメジャーはとうとう断念しました。
それは飛距離がなかったことが大きな原因です。

アメリカに行くなり飛距離のなさを痛感し、すぐに改造しようと試行錯誤
したと本人がインタビューで話していました。
有能なコーチを師事して最初から改造したのではなく、自分勝手にいじり
スイングをおかしくして悩んで、またもとにもどしたら当たるようになったと
改造を断念したのです。

そして、コースや環境に慣れ、実力も上がって世界のトップランキングまで
上り詰めたにも関わらず、今度はメジャーに勝つと言う目標が達成できずに
5年ほど悩み、疲れ切ってとうとう辞めてしまいました。

どこで満足するかは人によって違います。
目標がメジャー優勝であればHS40では足りない事になり、目標が
100切りであればHS36でも十分だと言う事です。

したがって、どこを目指しているのかによって、習得する内容が違います。
目標が100切りなのに260Y飛ばす必要はありません。
260Y飛ばす打法に改造し、筋力を付けるのでしたら技術を習得するだけで
3年、定着に3年、そこから数年で安定してベストスコアが出ると言うのが
改造のプロセスです。

ただ、改造部分が少なかったり、単純な打法だったり、筋力がある人なら
もっと期間は短く仕上げる事は可能ですが、最短で仕上げるには
専門家が診断して無駄のない改造をする事が大切です。

ご自分で勝手にいじる人が多く、30年経っても100すら
切れない人が7割もいるというのがその大切さを物語っています。

大改造せずに、目標を低くして修正や調整、定着だけで再現性を高めれば
あとはショートゲームを充実させるだけでスコアは良くなります。
信頼できるコーチに相談して、どこをどう改造するか、目標に対して
何をどうすれば良いかなどを聞いてから方針を決めれば良いでしょう。

やたらと勝手に改造すると抜け出せない迷路に陥る事があります。
かと言って飛ばないと生涯不満を抱えたままのゴルフになってしまいます。
男性は特に飛ばしただけで満足する事ができるくらい飛距離は大切ですが
女性は現実的で飛距離よりもスコアでしょう。

筋トレをする事も飛距離を伸ばす一つの手段ですので、それも平行して
行うと良いのですが、飛ばしの技術は動画を見てもほとんど分かりません。
飛ばしの技は15種類ほどありますので、そのうちの1つでも2つでも
習得すれば飛距離を伸ばす事が可能です。

ミクシーのバーチャル教室で紹介されていますので参考にしてください。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5157003




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