2018年7月7日土曜日

シャットでアウトに上げろ?!


Question

アベレージで95くらいです。
ハンデ8くらいの人に、ヘッドが外に上がるよーにと言われます。
ボールから、飛球線と反対方向に引いた線より、
外に出るよーに&フェースは、閉じたままで。

私が、昔のゴルファーということもあるんだと思いますが、
腕と体が離れていく感じがするし、フェースの開閉が無くなって、
遅いヘッドスピードが、なおさら遅くなった感じです。
クラブが振れない感じです。

途中まで外にあげると、そこから、どこに動いていく感じなのでしょうか。
ざっくりですが、自分を中心に丸く振るイメージがなくなり、悩み中です。


Answer

結論から言えばどこに上げても打てます。
飛球線よりも外に上げてもスクエアでも内側でも
それぞれの打法にスター選手がおり、思った所に打てるなら
全て正解と言えるでしょう。

アウト軌道で上げてもトップで寝かせればフラット軌道で
打つ事もできますし、そのまま下してくればアップライト打てますので
テイクバックの軌道はさほど問題ではありません。

重要なのは手の軌道をどうするか、そしてヘッドはどの軌道を通すのか
をどこかに決める事で、それを変えない事です。
変えないとはズレや崩れもないと言う事です。

軌道を決める事によって常に同じトップの位置に上がり易くなり、
より安定する打ち方に近づきます。

またフェイスを開かずに上げるのと、このヘッドの軌道とはほぼ無関係で
開かずにシャットで上げるにしても、フラットにもアップライトにも自由に
上げる事ができます。

このシャットで上げる方法は方向性重視の打ち方ですので、
別にフルに開閉しても構いません。
これはどちらを重視するかの価値観の問題で、180Yしか飛ばない人
でしたらフルに開閉させた方が少しでも飛距離が稼げることもあり、
300Yの人なら方向を安定させるためにシャットにして方向を重視
した方が良いかも知れません。

手の軌道はテイクバックでは飛球線上後方に真っ直ぐに左腕が45度
すなわち7時半でシャフトが水平になるまで上げると決めておけば
常にそこに戻せば当たる事になります。

人間ですから10年やってきた動きでも何かのきっかけでズレて
突然当たらなくなることもありますし、まして新しい軌道を定着させる
までの間は毎日でもズレます。

このズレをすぐに発見し、必ず同じ事をするように基本形に戻すと言う
作業がスイングをより早く定着させる意味においても、そしてミスを
最小限に抑えたり、フォームを崩さないためにも大変重要なのです。

ほとんどのゴルファーは一発当たればそれで良いとし、偶然当たるのを
待ち続けるという練習をしています。
これでは毎日500球打っても相当遠回りする事になります。
勘や経験に頼っていた時代にはそういう練習方法しかなかったのですが、
今は基礎や基本動作が確立されており、ゴルフのバイエルがあります。

思ったフォームをまず定着させ、そのメカニズムをしっかりと理解し
頭に入れながら、常にその形やタイミング、力量やリズムに戻す
という作業での500球しか練習の本当のメリットはないのです。

試行錯誤で毎日1000球打っても、20種類の打ち方を同時に定着
させているようなもので、各打ち方50球しか練習できていないのです。
人によっては日替わりスイングで、もっと酷い人は毎回違う振り方をして
500種類くらいの打ち方を同時に平行して練習している事になって
一つの打ち方は一回しかやっていない事になります。
これでは定着練習になりません。

ゴルフの上達はとにかくワンスイングです。
一種類の振り方で全ての番手が正確に打てるようになる方法で打ち
毎回全く同じ事をすると言う事に徹底する必要があります。

効率良く、無駄のない練習をして遠回りしないようにしましょう。




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