2018年7月20日金曜日

ヘッドスピードは必要ですか?


Question

ゴルフで遠くに飛ばすにはヘッドスピードは必要ですか?


Answer

はい、当然です。
飛距離はHSの二乗掛ける重量ですので、HSを上げる事で
飛距離が伸びるのです。
打ち出し角やスピン量によって同じ速度で打っても飛距離は
異なりますが、それはまた別問題です。

したがって、いかにHSを上げるか、そしていかに重いインパク
トにするかなど、球の反発力を使う事ができますので、押し込み
などで重量を上げる事も大切です。


ヘッドは最近軽量化が進み、どんどん軽く作られているのですが
軽いほどHSが上がるという一方的な論理で販売を促進しています。

ところが、反面、ヘッドは軽過ぎると当たり負けが考えられます。
当たり負けとはたとえば軽自動車と普通車が衝突した時に
ダメージの大きいのは軽自動車です。
それは軽いからです。

しかし、普通車もダンプとぶつかったらグシャグシャです。
そのダンプも電車とぶつかれば飛ばされてしまいます。

やはり重いほど衝撃に強く飛ばすのには有利なのですが
逆に、重いほど速く振れません。
その両曲線の交わる点はその人の力や動きしだいで、
力があって技術のある人ほど重いヘッドが振れる事になります。

一般的にはヘッドが当たり負けしない限界は現在の球の
重量に対しては320cc頃ののヘッドだといいます。

その当時のヘッドの重量はシャフトも短かったために肉厚があり、
重く作ってあります。
しかし、現在は460ccが主流で、多少小さめなヘッドが作られる
ようにはなりましたが、チタンなどの軽い素材で衝撃音が
異常に大きい物ばかりです。

衝撃音が大きいという事は移動エネルギーが音エネルギーに
変わっているということで、エネルギーを損失している事になります。
昔のパーシモンDRは衝撃音は非常に小さいものでした。

無垢の柿の木の中に鉛の固まりが入れてあったので
現在のような金属音はしません。
総重量は350~400gというのが標準でした。

また、シャフトは長いほどHSが上がるのですが、それもある一定の
所までで、そのボーダーラインは力のある人ほど上がります。
メジャーリーガーのような筋肉量の多い人であれば47インチを
振ってもHSは上がりますが、普通の青年男子だと43インチも
45インチもHSはほとんど変わりません。

机上の理論でクラブは作られており、実際に普通の人が長いクラブ
を振っても、また、軽いクラブを振っても飛距離はほとんど変わりません。
HSを上げるのは技によって7割、筋力で3割です。

クラブでは規定があって反発力などは限界まで上げていますので、
規制が改正にならない限り進化はないでしょう。
ただ、460ccも規制上限界なのですが、スイートスポットが大きく
芯の大きさが大きい分だけ易しくはなっています。

また、飛距離はそのHSと重量、そして打ち出し角度とスピン量です。
この4つを最高値に近づける事です。
まずはHSを上げる技術を習得する事が先決で、その技はタイガー打法
には10~15種類組み込まれていますので、その一つ一つをしっかりと
身に着ける事です。




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