2018年9月11日火曜日

シミュレーションゴルフは技術向上になる?


Question

自宅の近所に、シミュレーションゴルフの練習場があります。
このシミュレーションゴルフは実際に技術向上になるものでしょうか?

どうしても、200ヤード、250ヤードある練習場の方が
技術の向上になるろうな気がして仕方ないのですが。


Answer

その人の練習内容や段階によります。
フォームを組み立てて定着させている段階でしたら室内の方がむしろ
効果的な事がありますが、シュミレーションはその時期によっては
必要な場合とそうでない場合があります。

フォームが出来上がり、定着練習も進んで全ての部位が適切に動き、
方向調整やタイミング調整などをする段階でしたら、当然広いところで
実際に打球を診ながら調整や修正が必要になってきます。

また、初心者や改造時にはまずフォームを体に覚えさせる必要があり
ほとんど球すら打つ必要がありません。
体の動きを覚え、それが定着したら素振りで実際にクラブを振り
それで間違いなく体が動くようになってから球を打つのが
もっとも早く間違いのない上達法です。

しかし、フォームができているかどうかが分からない段階では
実際に球を打って確認する必要もありますので、時々は室内や屋外に
関わらず実際に打つ必要があります。これも段階によってですが・・

したがって、本格的に打法を習得する段階になったら、むしろ広い
練習場は逆に球の行先が気になるので室内の方が良いと思います。

球の行き先が気になると素振り通りにできない人がほとんどです。
初心者と熟練者は球の行き先など気にせずに打てるのですが、
成長期には球の行き先が気になってしかたがありません。

チョロをすると恥ずかしい、飛距離があるところを見せてやる
などと人目を気にしだすとスイングが乱れる大きな原因になります。

このような段階では、室内の方が良いのですが、そこから屋外に出る
段階では一つの壁があります。
また、広い練習場からコースの間にも壁があり、それぞれの段階に
メンタル的な障害があるのが普通です。

機械は誤作動する事もあり、大体の目安にしかなりません。
打球を見れば全てが分かるのですが、室内では打球が見れないので
機械を使うのはとても良い事です。

ただ、その数値を見てどこをどう治すのかが分からなければ意味がなく
その機械の性能を充分に活用した事にはなりません。

この機械を使ってレッスンをするのが流行っていますが、ではその数値
でどこをどう治すのか聞いてみてください。
数十万円も払って、ダメ出しをされるだけで治す方法を探すのも、治す
のも、全部自分でやらされるのでしたらもったいない話です。





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