2018年9月15日土曜日

右手は力を入れて良いのでしょうか?


Question

右手に力入れるなってよく聞きますが、
左手はちからいれていいのですか?


Answer

ゴルフ本には色々な事が書かれています。
雑誌やサイトでもいい加減な指導を目にする事が多いのですが、
そのほとんどは無益な情報、間違った情報、害のある情報で、
有益な内容は極わずかしかありません。

右手は特に口移しのように「使うな」という指導が多く、これは
使い方を知らない人が昔言った事をそのまま鵜呑みにしている場合や
教えるのが面倒なケース、正しく使わないと軌道が乱れるなど
色々な理由があるのですが、まともな使い方は見た事がありません。

そもそも両手にはそれぞれの役目があります。
テイクバックでは右手がガイドで左手が動力、そしてダウンスイングは
左手はガイドで右手がパワーです。

ところがテイクバックは右手で引っ張り、ダウンスイングは左手で降ろす
という人が多いので飛距離が出ないのです。

肩が開く事で左腕は引っ張られて来てダウンスイングに勢いが付くのですが、
それでパワーを出すのではなく、左手は軌道通りに下りてくるためにガイド
をするだけで、実際に球をつぶすのは右手です。

要するに、左手は腰の回転によって引っ張られて来るだけで力は入れず、
それが脱力と一般的に言われている状態で、クラブが降りて来るものに
追い打ちを掛けて速度を上げるのが右手と言う事なのです。

切り替えしの時点では両手とも何もしません。
両腕と胸でできる三角形をしっかりとつぶさずにそのまま上げ、
そのまま引き落としてきます。

切り返しのバンプの時点で体はすでに弓の形になり、左脇は伸びて張りが
できている状態です。

そして、ヘッドが降りて来ると同時に右手の畳を解き、落とし押しが始まり
インパクト直前に押し込みも右手で行います。

この動作を右手に限定して考えると、DRの場合右腕はトップでは畳まれた
状態で右肘から落として来るためにスナップの動きをします。
これはピッチャーが肘から先に投げる形を作ってから、手が後から来る
ようないわゆる時間差です。

右肘はアドレス時にあったお臍の位置に来てからクラブを返すという
時間差を作ってムチのような動きをするのです。
この時に右手はかなりのパワーを出しますので、タイミングさえ合えば
これだけで20~30Yは伸びるかも知れません。

確かに左腕だけで打てば飛距離がでないので方向は良くなります。
ただ、本当に飛ばしたいと思ったら右手(腕)や全身をどう使うかなども
習得すると良いでしょう。




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