2018年9月17日月曜日

球が上がらないのですが・・


Question

ドライバーで低い球しかでません、どうしたらいいですかね、、
練習場のボールの影響ですか?

アイアンとか、FWは普通に打てます
ドライバーだけどうしてもうまく行きません

ドライバーはM1 430アメリカ製9.5度
シャフトはツアーADBB7Xで
ヘッドスピードは50から51ぐらいで


Answer

まず、当たりが薄い場合と芯に当たっていても低い場合の2つを
考えてみましょう。
最初に当たりが薄い場合です。
これは縦と横のバランスを調整する必要があります。
薄い場合は軌道円を下に下げる縦の力が必要です。

ヘッドの軌道は縦と横の動きの両方が入っています。
この縦横の割合によってヘッドの通過する地面からの高さが決まり
横が強ければ当たりが薄く、縦が強いと当たりが厚くなります。

この縦横の割合は毎日でもズレますので、それを修正して元に戻すという
調整が常日ごろ必要です。

立ち上げでまずしっかりと体を温めて柔らかくしてから、それでも
横が強くなっている場合はまず前傾やアライメントのチェックです。

臍当て測定法でしっかりと前傾角度がDR用で球の距離も合っていたら
アライメントを診ます。
当たりが薄い時には右肩の引き過ぎで肩ラインが目標の右を向いている
可能性があります。

アドレスの姿勢が正しく肩ラインがスクエアだった場合には横が強い原因
として、まず左肩始動があります。
バンプのタメの一瞬は左肩は静止させて、しっかりと体重移動が始まり
体を弓にしてから引き落とし、それから肩を回転させるくらいの積りで
しっかりとそれぞれの動きの間に時間差を作る事が大切です。

これは背面打ちの感覚で、できるだけ飛球線上後方を向いたまま
引き落としをしてから回転するという、バンプ、ダンプ、ターンの3つの
動きを確認してください。

そして、大切なのは左の肩の高さです。
トップでアゴに着かないくらい下げていると縦が強くなります。
テイクバックで確実に左肩を下げながら上げると軌道がアップライトになり
縦が強くなります。


次に真芯に当たっているにも関わらず弾道が低い場合です。
スペックから言ってアメリカ製とありますので、日本との基準や数値が
違う事があります。

シャフトの硬さやトルクは特に日本の数値よりも硬いので、それで球が
上がらない事も考えられます。
軟らかいシャフトはインパクトの衝撃でヘッドが上を向きますので、それで
球が高く上がるのですが、硬い場合にはそれが少ないのです。

この場合はシャフトではなくヘッドを変える必要があります。
9.5 度でシャフトがしならない場合には、このHSでは恐らく上がらない
と言う可能性があります。

HSの数値は恐らくショップで測ってもらったものと想像するのですが
上乗せ器でしたら 46 程度だと思います。
実際に 51 あるのでしたら充分に上がると思いますが、打ち方にも問題が
あるのかも知れません。

DRはティーアップして目線を高くして打ち上げの姿勢で高いところに
球を運ぶようにアッパーブローで打ちます。
これでも上がらない場合には 10.5 度や 11 度を使うと良いでしょう。





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