2018年9月21日金曜日

くるっと、ひっくり返ってしまうのですが


Question

インパクトの瞬間に手首が一気に、くるっと
リストターンしてしまいます。

たしかにプロのスイングも、リストターンしてるように見える選手もいますが、
そこまで素早く、くるっと、ひっくり返ってるように見えません?
どんなカラクリなのか、理論なのか教えて欲しいです。

もっと左手甲で押すイメージなのか?
ターフを取れって意味なのか?
インに振り抜くのか?

考えられることはなんでしょうか?
お願いします。

今のスイングは、
力を抜き、グリップで綱引きのように引っ張り、真下に、左手1本打ち、
インパクトまで腹筋を使い我慢して、スイングしています。


Answer

素早いリストターン(フェイスターン)は理想です。
この速度でリリースするのがレイトヒティングですので、
これを否定される根拠は何なのでしょうか?

左手一本で引き落としを中心にスイングされているようですが、
そもそもこのような基本的な動作ができていません。

問題が何なのかすら伝わって来ないのですが、どんな打球が
出るのでしょうか?

このように我流で勝手に想像だけで振っていて、正しい動作を
間違っていると勘違いされたり、また逆に間違っている動きを正しいと
思い込んでいる方が非常に多い事に驚かされます。

これが我流の恐ろしいところで、長年の間に染みついた動きはなかなか
抜けなくなり、その非効率的な動きを組み込んだスイングしかできなく
なってしまいます。

リストターンとは左腕のローテーションであり、フェイスターンの事です。
まず、この言葉の意味が共通しているかどうかから確認する必要があり
両腕からグリップからを全て緩々にして左手で引っ張ってくれば
恐らくフェイスターンは一気にクルっと回る可能性があります。

あるいはトップでシャフトを寝さえて後ろ倒しや平行落としになると、
インパクトでヘッドがその歪によって走り、抜けの良い動きになります。
ただ、これらは高度なテクニックですので偶然にできるとは考え難く
恐らく左肘を曲げたりの無謀な脱力によって緩々になっているのでしょう。

この場合、現実的には両腕と胸でできる三角形はある程度の力によって
崩れないようにしながら、左手はしっかりと握っていても手首の親指側へ
のコック、アンコックは緩め、右手はビジネスゾーンまではほとんど
緩々で良いのです。

その理由は手とヘッドの間には時間差が必要だからです。
ヘッドから落とすとダフりますので、手が先でヘッドはその後です。
そして、インパクトで一緒になってフォローでは逆にヘッドが先に行き
追い越す事になります。

これはしなりのような時間差でラグ(遅れ)と言います。
ヘッドは手より遅れて来る、手は肩より遅れて回り、肩は腰より後に
回転して、それぞれの部位の間にはこのような時間差があるのです。

足の先からヘッドまでがちょうどムチのようにしなりながら動いて行く
事でパワフルなエネルギーのタメやタイミングが出来、その一部で
これだけスイング理論に合わない動きを勝手にされているのでしたら
先が思いやられます。

しっかりとスイングのフォームを勉強して、まずは頭でその原理を理解し
その動きを覚えたらそのまま体で再現すると言う、頭を使った練習法を
身に着けてください。

経験と感覚だけでできるような程度のスイングでは200Yちょっと
出れば良い打ち方です。
今や300Yを超える打法が主流の世界ですので、理論も実技も習わず
一人で見よう見真似のスイング構築では、医師免許を取るとか
五輪の体操競技でメダルを取るのに学校やジムにも行かずに挑戦している
のと同じ事になるかも知れません。

200Y程度の飛距離でしたらスイング理論もメカニズムもいりません。
あくまでも独学で上達したいのでしたら飛距離は諦めた方が良いかも
知れませんね。




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