2018年9月30日日曜日

アイアンでボールが止まりません


Question

アイアンでボールが止まりません。
キャリーはまあまあなのですが、ランが多くてグリーンオーバー
してしまいます。

どうするとランのない球になりますか?


Answer

アイアンは球の高さとバックスピンで止めます。
練習場では下が固いので、実際の芝よりも転がる所もありますが
実際にグリーンで転がり過ぎる場合は、まずは芯に当たっていない
可能性があります。

ショートアイアンは落ちた所で止まるのが理想です。
しかし、競技ゴルフではグリーンは硬く設定していて、プロでも
7番アイアンだと平均4mほどは転がるといいます。

ただ、アマチュアが行くコースでは7番ならその場で止まりますし
それ以下でしたら逆にバックスピンで戻す事も可能です。

まずバックスピン量を多くするにはどうするかです。
これには条件があります。
球はスピン系、アイアンはマッスルバックかハーフキャビティー
でスイートスポットが小さくないとあまりスピンが掛かりません。

そして、ダウンブローに打ってパワーで球をつぶす打ち方をします。
ダウンブローとは球に当たってからその後にまだヘッドが下がり、
ターフを取る打ち方です。
しかも、真芯に当てないと掛かりません。

球はスピン系の球にする事も大切です。
これは表面が柔らかいのでアイアンのフェイスにある溝によって
球が引っ掛かってスピン量が増えますので、芝や砂が球とフェイス
の間に入るとスピン量は減ります。


また、女性はほとんどこのバックスピンで戻す事はできません。
それは力がないからです。
ただ、一部の女子プロは男子と同じように戻す事ができます。

このようにこれだけの条件を全てクリアしないと、戻すほどのスピン
は掛かりませんが、少なくても止まり易い球なら打てます。

アイアンは飛距離は不要です。
いかにグリーンヒットしてその場で止めるかです。
練習場ではティーアップしてダウンブローの練習をします。
5mm程度のティーで球に当ててからマットに当たるくらいの
急下降軌道で打つ事です。

ゴルフを始めた時からこのようなダウンブローで打つ打ち方で練習すると
このような壁にはぶつからず、スイングを改造する必要がありません。
最初はとにかく当たれば良いという我流で始めると、結局このように
遠回りをする事になるのです。

途中で改造すると、それが定着するのにまた3年は掛かりますので
最初から60台が出せるスイングを習得する事も大切です。

さらに、最近のアイアンセットは番手ずらしをしてロフトが立っています。
これも止まらない原因ですので、昔のセットをさらに曲げてフェイスを
寝かせてもらうと上がり易くなります。

このように色々な条件を揃える事でよりスピンの掛かった球が打てるよう
になると思います。




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