2018年10月12日金曜日

フェースがすごくかぶってしまいます


Question

トップからインパクトにかけて
フェースがすごくかぶってしまいます。

インパクト直前でとめるとフェースが左下に向いており、
当然ボールが上がりません。

スコアは85~95ぐらいです。
ドライバーは低弾道ですが、200yは飛びますので、
ど初心者ではありません。

フェースがかぶる原因として、可能性を教えて
いただければ幸いです。


Answer

恐らくグリップではないでしょうか?
クラブの握り方がストロング過ぎる可能性があります。

クラブは自然にリリースする設計になっています。
スイング速度とリリース速度のバランスによって、手とヘッドが
インパクトでぴったりと合うような振り方が必要ですが、
それが合っているのにグリップをストロングにしていると
余計にかぶってしまいます。

スライスを修正しようとグリップで応急処置としてストロング
にさせる指導が横行しているのですが、マジックのように
その場でスライスが止まるのでコーチとして崇められる事があります。

しかし、スイングが出来上がって行き、効率の良い振り方が出来る
ようになると、今度は逆にフックが止まらなくなるのです。

初心者はスライス、中級者はフックに悩まされ、その中間で固まると
真っ直ぐに行くようになると言うのが一般的です。

ダウンスイング時はヘッドが遠回りして、振り遅れる人がほとんどで
飛ばそうとすればするほどスライスになります。

このようにスライスの原因はほとんどが二つです。
ヘッドの振り遅れともう一つはローテーション不足です。

ヘッドの軌道が遠回りして戻って来るのが遅いと振り遅れ
リリース時に左腕のローテーションが充分でない場合には
フェイスが開いて当たってスライスになります。

クラブは自然にフェイスローテーションするように設計はされている
のですが完全ではなく、フェイスをしっかりと締める動作がないと
スクエアに戻ってきません。

ところがローテーションも身に着き、ヘッドの軌道も遠回りしなくなり
効率が上がって来るとストロングのグリップは逆効果になります。

また、ライ角が合っておらず、インパクトでトウが上がった状態だと
リーディングエッジがスクエアでもフェイス面は左を向いています。
これはロフトのある(フェイス面が寝ている)クラブほど左を向きます。
これでフックが止まらない場合もありますので、インパクト時のライ角
を測定してもらって調整する必要があります。

そして、体重移動が足りなかったり、体が止まっていると引っ掛けや
フックが出る事もありますので、かぶる原因を特定してそれを修正する
事が大切です。




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