トップで右脇が閉まっている

Question

ケプカの場合、ドライバーのスイングのトップオブスイングで、
右脇がしっかりと閉じていると思いました。
（アイアンもそうですが）。

一方でダスティンジョンソンの場合、右脇が少し開いていると思
いました。

どちらが正しいということではなくて、両方練習で試して、結果
が良い方は、人によって違うという事でしょうか。


Answer

右脇の締め方に違いがありますので、まずそれを統一したいと思
います。

両腕を前に出し、前に習えをした時に右腕と胸で出来る角度を変
える動きがあります。
これは両腕を開いてＴの字を作る動きで、左右の動きとします。

そして、もう一つはバンザイをした時に腕が上下する動きです。
みなさん、どちらも脇を締めると表現されているようですので、
かなりの誤解が生じているのですが、ゴルフでテイクバックし、
トップの形を作った時には両方の動きが入っています。

本来は上下運動だけで、左右の動きを入れずにテイクバックする
動作が教科書なのですが、ほとんどの人は多少なりとも左右の動
きが入ってしまっています。

ケプカとＤＪの大きな違いはトップの手の高さで上下です。
ＤＪは頭よりも２０ｃｍほど高くまで上げているのに対し、ケプ
カはさほどではありません。

この違いで脇が閉まっているかどうかと言う比較をされているよ
うですが、動作を良く見て比較する必要があります。

本来は左右の開きはなく、上下の動きだけでトップを作る事で軌
道が安定し易いというメリットがあるがために、これが教科書と
なっているのですが、重要なのは再現性です。

どちらでも打てるのですが、どこかに決める必要があります。
動きを少なくする事で再現性は高まる可能性があるのですが、練
習量や定着度などでカバーできる事もあり、また動きが多いほど
飛距離も伸びるというメリットとデメリットの両方があります。

仰る通りに人によってどの形で固めるかになるのですが、ズレを
考えると左右の動きだけではなく上下の高さも固定し、その番手
ごとの高さを定着させる事で再現性をより高くする事が可能だと
思います。