Question
「体の正面で打て」というフレーズに違和感を感じています。
「体の正面」をどう解釈したらいいのでしょうか?
ダウンスイングは下半身が先行し、上半身→腕の順番に遅れて戻っ
てきて、ハンドファーストでインパクトを迎えると思うのですが、
この時どう考えても「体の正面」にボールが来るイメージにならな
いんですよね。
実際、プロのスイングの連続写真を見ても、「体の正面」にはボー
ルがありません。
無理に正面でとらえようとすると、スイングのタメをうまく作れる
イメージが出来ず、リストターンが早くなりすぎて左にひっかける
未来しか見えません。
どう解釈したらいいのでしょう?「体の正面で打て」という格言?
がそもそも間違っているという事なのでしょうか?
Answer
正面で捉えるとは胸が正面になった時に打てと言う事です。
実際には肩ラインがスクエア、すなわち両肩を結んだ線が飛球線と
一致した時を正面と表現しています。
この時腰はすでに先回りしていますのでおヘソは正面(前打席方向)
を向いていません。
打法によっては肩ラインは20度先回りさせろと言う打法もあります
のでそれぞれに主張する内容が違う事なのですが、飛距離を出す事
を考えると効率を上げる必要があります。
その昔から欧米で言われる事は肩は先回りせず、スクエアで打てと
言う事でこれが未だに教科書になっています。
肩が先回りするとヘッドが浮き、フェイスが開いたまま当たります
ので、その分縦を強くしグリップをストロングにして帳尻を合わせ
るのですが、右腕が詰まって邪魔になったり、オヤジフェイドやド
スライスがでたりで方向調整をするのが難しくなってきます。
肩が先回りしていても打てるために、正面で打った事がない方はど
ちらが効率が良いかは理解できないと思います。
しかし、極端に考えてみると分かります。
トップの位置で手だか落として球が打てますか?
また、フォローの位置で球を打つ事ができますか?
この両者はどちらも正面で打っていません。
やはり一番力が入り打ち易いのは正面なのです。
それがどちらかにズレればズレるほど効率が悪くなると言う事です。
そして正面で打つにはそれなりの型があり、フォームを身に付ける
必要があります。
また、切り返しのタイミングなどによっても肩が先回りしてしまい
ますので、フルスイングの基本動作を習得する段階でこれを教えて
もらいます。
我流で適当に打っていた方にとってはすでに固まってしまったフォ
ームやタイミングを修正しなければなりませんが、タイミングだけ
は打ちながら修正ができます。
この部分は言語化が困難ですので、精度を上げたり効率を上げる段
階、あるいは飛距離を伸ばす改造段階で直接教えてもらうと良いで
しょう。

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