2014年1月22日水曜日

力むとどうして跳ばないのでしょうか?


Question

力むと真芯に当たっても飛距離が出ないのですが
どうしてでしょうか?


Answer

力むという意味なのですが、力を入れて打つということだと思います。
ただ、トッププロはみな力を入れて打っていますので
それだけではないということです。

要するに力を入れる場所が違うということだと思います。
違う部位に力を入れたり体全部に力を入れていることで
これは実はスイングの速度が上がっていることが一つあります。

この場合、スイング速度は手が体の周りを回る公転とします。
手が体の周りを回る速度を最高にしたら、どのくらい速くできますか?
せいぜい15~20/秒でしょう。
HSを40~50にするには、いくら手を速く振っても無理だということです。

力む場合、公転ばかり上げるために、この自転の速度が逆に落ちてしまい
プッシュやスライスになって公転速度すら上げることができなくなります。

力まずにではどこに力を入れるのでしょうか?
それは自転です。
クラブをリリースする速度を上げるには右手の押し込みと
左手の引き戻しの力です。

力むとスイング速度とリリース速度のタイミングが合わなくなるだけではなく
余計な部位に力が入ってブレたりズレたりして芯を外すことが多く
飛距離が出なくなる原因にもなります。

多くの人は力むと左腕に力が入り、クラブを進行方向に引っ張って速く振ろうとします。
左脇がフォローで空いたり、持ち上げようとする形を見ると良く分かります。
これは左手の速度が上がり、すなわちスイング速度が上がるだけです。

左手はむしろリリースではグリップエンドを手前に引き戻す力を入れ
右手の押し込みによってクラブを返します。
そのために力を入れるのは力むとは言わないようで
リリース速度を上げる筋力を付け、球が左にでたりフックするくらいに
この自転の速度を上げることでHSは上がります。

スイング速度はできるだけ遅く、リリース速度はできるだけ速くです。
これで自転と公転のタイミングを掴み、そのタイミングを何度も再現できるように
定着させて、それ以外のリズムやスピードでは打たないことが大切です。




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