打球を作る3つの回転軌道があります。
1 ヘッドの軌道
球に当たるかどうかはヘッドの軌道によります。
毎回同じ軌道をヘッドが移動していることで球質、飛距離、ミート率などが安定し
その軌道を決めるのが体の動きであるフォームです。
2 手の軌道
クラブを移動させるのは手です。
その手の軌道を一定にすることで毎回同じヘッドの軌道を作ることができます。
3 肩の軌道
そしてほとんど無視されているのが肩の軌道です。
肩の移動角度、インサイドアウトなども手の軌道を決める重要な部分です。
これらの3つの軌道を一平面にすることが理想ですが、
人体構造上大変困難で、できるだけ近づけることでヘッドの軌道を
より安定させることが可能となります。
リゾートスイングやオーソドックスな打法では、ショルダープレインは
背骨に直角に回転させるのが基本なのですが
飛距離を出す21世紀のモダンスイングではこの方法ではヒールトップしてしまいます。
それはショルダープレインが水平に近い角度ですので
速度が速いほど手やヘッドも遠心力によって水平に近い軌道に引っ張られるため
ヘッドの軌道もフラットになとうろしてヒールトップするのです。
3つの軌道が一平面上にあれば、いくら速度を上げても
ヘッドの軌道のブレは少なく、逆に矯正されて軌道に戻されるという現象が起きます。
従来のショルダー・プレインと手の軌道
インパクト時の一平面上にある三つの軌道
インパクト時に左肩を上げ、右肩を落とすことでショルダー・プレインが縦になり
よりヘッドや手の軌道面に近くなります。
この三つが一平面上になると、遠心力によってヘッドは正しい軌道に
自動修正されるという現象が起きます。(理論上)
このインパクトの形が重要なのは、下半身の力や体重を球に乗せるだけでなく
捻じれやよじれ、圧縮のタメを一気に爆発させたり、レイトヒティングで
瞬発的にリリースするための形を作るだけではなく、
この3つの軌道を一平面に近づけることなどの目的があるからです。
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