2015年6月30日火曜日

ライ角は出球方向で決めるのか


Question

ライ角調整は何から判断して決めるのですか?
出球の方向なら右にも左にも行ってしまいますが、若干右が多いです

それとも上手く決まった時に打感など感覚的に良いフィーリングがあるの
ですか?

1回では決めずに何回か試してみて選ぶべきですか?
技量と共に変化して行くのですか?


Answer

ライ角調整はクラブのライ角を実際のライ角に合わせる作業です。
実際にインパクトでクラブがどう地面に当たっているかを見て
その時に地面とシャフトの角度を計って、その角度に
クラブを曲げてもらいます。

これによって打つ時にソールが地面に水平に当たることになり
ターフが同じ厚さになって綺麗に抜けます。
また、マットではダフっても球が真っ直ぐに出るようになります。

出球方向が左右にぶれるのはライ角もあります。
トウが上がったまま打つとフェイス面は左を向いていますので多少左に出ます。
また、ヒールが上がった状態でインパクトの場合には
その逆で球は右に出るのです。

これはフェイス面が実際のライ角によって右を向いたり
左を向いたりすることで起きる現象です。

リーディングエッジは目標を向いていても、フェイス面は違います。
クラブを立てて、リーディングエッジをスクエアにし
そのまま手前に倒してみるとわかります。

リーディングエッジは目標を向いたままなのですが
フェイス面はどんどん左を向き始めます。
SWで試してみてください。

そして打感はまた別問題です。
ジャストミートしていればフェイスがどちらを向いていても
球がつぶれるような素晴らしい感覚があります。
ただ、真芯に当たれば軽く感じるのですが
シャフトが柔らかいと衝撃が吸収されて、その大切な情報が消えてしまいます。

打感が良いからと柔らかいシャフトを使う人がいますが
その大切な情報を感じないためにフェイスのどこに当たったのか分からず
治し様がないので上達の妨げになります。

まずはインパクト時の形を作って、その時にソールのトウ側が浮いているか
ヒール側が浮いているかを見て、それに合わせて曲げてもらうか
機械で測ってもらってから曲げてもらいましょう。

決してアドレスの形で調整するようなクラフトマンにはお願いしないことです。
それはフルアンコックする打法では、構えた時とインパクトでは
ライ角が3度ほど違うからです。

日本の主流打法はインサイドイン打法で、アドレス時のアームシャフト角に戻して打つ
という打ち方しか知らないクラフトマンもいますので要注意です。








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