2015年7月29日水曜日

フェイス面を返す スピードを意識したほうが良いか


Question

ドライバーショットでインパクト付近でフェイス面を返す
スピードを意識したほうが良いですか。


Answer

動作は意識するだけでできるものではありません。
フォームという型ができた上で意識するのは良いのですが
動きや力加減、方向やタイミングも習得せずに
ただ意識すればできるようなものではありません。

中にはフルスイングは坂上がり程度の難易度だと
思っておられる方もいるようですがとんでもないことです。

フェイスを返すのは必須条件で、インパクトでフェイス面が
スクエアになっていなければストレート球が打てません。

このインパクト時のフェイス面の方向とヘッドの移動方向によって
球の方向と曲がり具合が決まるのです。
いわばショットでは一番大切な部分なのですが
どうも、アドレスとフィニッシュばかり意識して
この一番重要な部分をないがしろにしている人が多いようです。

フェイス面はインパクト時にはスクエアにしなければなりません。
これにはまずグリップをスクエアにすることです。
そして、リリースポイントからフォローの4時半の間に
回転させる作業をします。

ダウンスイングでクラブを下ろして来るとリリースポイントでフェイスが閉じ始め
インパクト時にスクエアになるように左腕全体を一本の棒として
骨を中心に回転をさせます。(アーム・ローテーション)

これはフェイスローテーションと同じ事で、左腕をローテーションさせながら
アンコックをしてリリース動作をするのですが
このフェイスをスクエアにするには両手の力が必要です。

リリースポイントでの両手首の形と4時半での腕や手首の形を覚え
そのリリースをいかに速く完了するかで飛距離が決まります。
飛距離を出すにはいかに遅くリリースを開始し、速く終わらせるかなのです。
これはいかにフェイスを速く返すかということなのです。

この速度が遅いのでスライスになったり、飛距離が出ず
手の横の動きだけでスイング速度を上げようとしてヘッドが走らないのです。

スイング速度が上がれば上がるほどリリース速度も上げなければ
フェイスはスクエアに戻ってきません。
左手や左腕は軌道の安定のためにある程度固定して、大きな動きは
このローテーションやアンコックになるのですが、
打つという動きやパワーを出すのは右手や右腕なのです。

引き寄せ、引き落とし、右肘と右手首のスナップ、押し込み、被せ抑え付け等
全ては右手や右腕で行う動作です。

したがって手首、指、腕などももちろん、腰や足など
体全体で打つことによってHSを上げることができるのですが
いかに両手を使って短時間にフェイスを返すことが
ヘッドの速度を上げる上にとても重要になって来るのです。

クラブが自分の体と一体化して体の一部だと感じられるゴルファーは
フェイス面をインパクトで目標に向けて打つ練習をすれば良いのですが
ないゴルファーはサンドバッグなどを左足前に置いて
それをインパクトの形を作ってぶつけて止める練習をし
そのときにフェイスがスクエアになっているかどうかの確認をしながら
そのローテーションの回転角度を両手に覚えさせます。
(敷布団を丸めて代用することもできます)

それでもスライスが止まらないゴルファーは
4時半でリーディングエッジが垂直になるようにローテーションし
両手でその形を作って止めて、回転具合を身につけましょう。









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