2015年9月12日土曜日

芯に当たらない


Question

ゴルフ、アイアンの芯についてです。
女、ゴルフ歴6年、平均スコア105。

昔からアイアンが苦手で、重点的に練習しています。
9番アイアンまでは芯にあたることが大半なのですが、
8番になると少し確率が落ち、7番に至っては全く当たりません。
(保有アイアンは7番までです。)

ダフる、トップする、というのではなく、
なんとなく、芯を食わない、という感覚です。
(もちろんダフりもトップもありますが。。)
当たった瞬間にヘッドがぶれる感じがあったり、
根本に当たることも多いです。

他の番手とのスイングも変えているつもりはなく、
色々ホームページ等参考にしながらやってるのですが全くうまくいかず、
ひとつ大きい番手が9番ウッドなので
100ヤード前後をまとめられません。

また、苦手意識が強すぎて、コースで使うのがこわいです。
なにかアドバイスあれば、おねがいします。


Answer

まず、球と自分との距離が安定していない可能性があります。
そして、トップでのヘッドの位置が安定していないことや
体に緩みがあったり、軸がぶれていることもありますし
前傾角度が合っていない可能性もあります。

クラブは長いほど当たりにくくなりますので
まずは前傾角度から確認していきましょう。

球と自分との距離はグリップエンドをお臍に当てて
クラブを水平にして両腕を伸ばし(この時にシャフトが上下しないように要注意)
そのまま股関節だけまげてヘッドが着地した位置が球ので
その前傾角度がその番手の角度です。

各番手その距離は違いますし、クラブの長さや腕の長さで
人それぞれに違いますので、自分の距離をまずは測って
それに慣れたら目分量でスタンスするようにします。

女性用クラブとはいえ、もともとは白人用に長さが決まっていて
最近はさらに長尺にしていますので、日本人の身長には長すぎる傾向があります。
そのために前傾角度が立ち過ぎて、日本の女子プロは欧米の女子プロと
全く違った打ち方になっています。

体に合った長さのクラブで打つことによって、欧米選手のような
綺麗なスイングを作ることができますし、シャフトを短くすることで
ミート率も上がり、逆に飛距離も出るかと思います。


次にトップの位置を一定にする方法です。
これはテイクバックの緩みをなくし、同じ角度に毎回上げることです。
両脇を閉めたまま肩だけを回し、7時あたりから腕を上に上げていきます。

頭を壁に着けたままシャドースイングをしてみてください。
その感覚で実際にスイングすると軸の大きなブレが軽減されます。

また、女性は筋力が少ないので緩み易く、ヘッドが暴れがちですので
クラブに意識を置いて、クラブ自体が軌道上を行き来している感覚を
感じるように練習してみてください。

また、トウ側に当たる場合はヘッドアップや起き上がり、ヒール側は
肩の周りが悪い時や軌道がフラット気味な時などに多発しますので、
それらも動画に撮って確認してください。

さらに、左手首が甲側に曲がらない、テイクバックで右膝が動かない
などの軸や精度を上げるフォームを定着させることも大変重要です。


ゴルフはとにかく難しいスポーツです。
奥が深く、そして自分がどうスイングしているかが見えないため
実際にやっていることと、やろうとしていることが違っていても気づきません。

したがってそのまま試行錯誤をしてしまいますので
定着するまでに動きが変わってしまい、安定しないまま悩み続けます。

これが一番の遠回りです。
固まるまでは一球ずつ診てもらいながら、間違った動きをしたら
すぐにその場で修正するくらいの効率の良い練習がないと
いくらでも遠回りします。

また当たらないまま思考錯誤をしていると、失敗経験が増えて苦手意識が出ます。
その先はイプスというメンタル的な症状になって、筋肉が硬直して動かなくなったり
全く違う動きをしてしまうことになります。

本来、フルスイングを改造する時や、これからゴルフをする場合などは
レッスン以外での球打ちは基本的に禁止です。
シャドーや素振りまでは毎日必要なのですが、スイングが固まっていない間は
球に意識が行って当てに行ったり、余計な動きが入ったりりして
フォームが崩れるからです。

そして、その崩れた状態を治すことが自分ではできないために
どんどん試行錯誤をして、絡まった毛糸球のようにほどけなくなります。
球が当たらなくなったら球を打つのではなく、フォームを修正することです。

練習段階で当たっていると、その成功体験によって自信が芽生え
コースでも臆することなく打てるようになりますので
無駄球を打たない、また、我流練習をしないことも大変重要なのです。












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