2015年9月19日土曜日
三年間の努力が無駄な気がする
Question
私は体力自慢ながら球技脳ゼロの一人で、
四十代後半に遅まきのゴルフデビュー、
スクールに通うなど三年以上になりますが
スコアは未だに120前後です。
昨日できたことが今日はできない。
素振りとは似ても似つかないスイング。
(素振りは球技じゃないですねw)
飛ばない当たらない。
進歩したことと言えば、空振りはしなくなったくらい。
すべて無駄な気がしてきました。
Answer
問題は3つあります。
一つはスクールで教えている内容、二つ目は
定着練習不足、そして三つ目はメンタルです。
スクールは何年通っても上達しないという書き込みを
あちこちで見ることができます。
PGA公式のレッスンプロの資格は80で回れば良い程度です。
また、人が代わると違うことを言われたりします。
60分の間に5~10分ほどダメ出しをされるだけで
どう動くのか、そして動きに磨きをかけ、飛距離を出す技や
精度を上げるフォームなどをマンツーマンで教えてもらわない限り
期待できるような上達はないでしょう。
しかし、動きを定着させるには平均3年かかります。
昨日できたことが今日できないのは良くあることです。
5分後にできないというのも珍しくはありません。
動きを教えてもらったら、それを消化し、定着させるのはご本人です。
その作業は手首の形、腕の曲げ具合、トップの位置など
それぞれの形に1万回の反復が必要です。
ゴルフを簡単に考えている人が多いのですが
球を当てるには軌道を安定させるしかありません。
安定させるには反復練習しかないのです。
しかも、正しい動きでの反復です。
したがって、間違っているかどうかを診てもらいながらの
個人レッスンでない限り、下手を固めてしまう危険性が多いにあるのです。
また、当らば良いとする反復はオヤジスイングになることがあります。
当たった球がどの方向に出るか、そしてストレートになっているか、
あるいは希望の飛距離を出せるかはそれなりのフォームが必要です。
当てるだけならさほど難しいことはありませんが
より効率の良いフォームを作るのはそう簡単ではありません。
まして、モダン打法はとんでもなく難易度が高いのです。
200Y出せば良い打法と、300Yを出す打法では
筋肉量とは関係ない、動きの違いがあります。
それがフォームです。
300Y出したければ、300Yが出るフォームを習得するしかありません。
そのフォームをいかに覚えて、いかに定着させて、いかに精度を上げて
いかに完成度を上げて安定させるかが一番重要なのです。
要は正しいフォームの完成度です。
動きが定着し、毎回同じ動きができれば打球は安定し
ミスがほとんどなくなってスコアが良くなります。
それまではスコアは普通は良くなりません。
スコアメイクはミスがでなくなるまで完成度を上げる必要があります。
また、素振りと本振りが違うのは、球を意識するからです。
失敗経験が多いと恐怖心から球の当たり具合や
行き先が気になって、フォームに意識が行かなくなります。
球を見たとたんに全く違うフォルダーが開いて
違うフォームで打つために当たらなくなるのです。
これは定着練習の段階で失敗経験が多すぎたり
忘れたのを思い出そうと試行錯誤したり
人目を気にして自分でプレッシャーを掛けてしまって
メンタル的に負けてしまっていることが原因です。
3年も同じフォームで打っていれば体は動きをほぼ記憶しています。
視覚情報がそれを邪魔して混乱を起こさせるだけなのです。
これは脳と体との戦いともいえるでしょう。
周りの目を気にせず、失敗を恐れず、プライドを捨て
カッコつけを止めて、球の当たりや行き先などを一切気にせず
素振りと全く同じように、フォームだけ意識して打つ練習をしましょう。
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