2015年10月18日日曜日
練習の途中で崩れる
Question
ゴルフの打ちっぱで、最初のほうに上手く打ててて徐々に打球が悪くなり、
途中でいい感覚戻ってきても結局出だしが一番良かった
という傾向になる場合が最近多いですが、こうなる原因は何でしょうか?
普段はミドルアイアン4I~6I⇒スプーン⇒ドライバー(⇒ウェッジ系)の順、
またはこの流れの繰り返しで練習するのが主流。
番手を変えても、変えてすぐ(出だし)はわりといい打球出るものの
途中から疲れるか何かで崩れだす。
変に欲を出してるつもりもない。
フォームが固まってないことは十二分に把握してますが、
パワーバランスが一定でない表れでしょうか?
Answer
当たらない理由は五万とあります。
まず、ヘッドの軌道が安定していないことがその原因なのですが
なぜ安定していないかは定着度によります。
初心者は日替わり打法ですので、定着練習が一番大切ですが、
質問者さんのように(恐らく中級だと思うのですが)
ある程度定着しているのですが、完全に定着していない状態の人、そして
熟練者になると治そうとしても治らないほど定着している人がいます。
フォームを定着させるには時間が掛かります。
その間に崩れたり、忘れたり、試行錯誤をするとさらに時間が掛かります。
気を長くして同じことを3年は最低変えないようにしないと
理想のフォームが完全に定着しません。
したがって、定着させる以前にどのフォームを目指しているのか、
そしてその動作を理解していないと途中で崩れても修正ができません。
スイングコーチについている人は目標のフォームに向かっており
崩れたらその場で修正されますので、指導通りに練習し、修正を繰り返せば
最短で定着させることが可能です。しかし、
独学のゴルファーはどのフォームに向かっているのか、そしてそれができているのか
崩れた時にすぐに治せるのかなどは完全に問題外となって
出来高、成り行きで出来上がったフォームで固めるしかありません。
一つの動きを定着させるには3年ほど掛かります。
基本的には毎日正しい動きだけで60回を21日間持続すると
潜在脳に記憶されますので、その段階で初めて無意識に
その通りの動きができるようになるのですが
その動きがまだ定着していない段階で、しかも自分でどう動かしているかも分からず
ただ「病み苦模(闇雲)」な動きをしていたのではすぐに当たらなくなるのは当然です。
質問者さんはある程度自分なりのフォームが固まっているために
最初はその動きで当たっているのですが、大切に打っていないために
タイミングがくるったり、テンポやリズムがくるっても自分では気がつかず
当たらなくなってしまうという典型的な我流の症状です。
崩れは誰にでもあることなのですが、そこで自分で修正をしながら
正しいフォームを継続して固めることで定着安定するのが原理ですので
自分の正しい動きをすべて把握するか、コーチに一打づつ診てもらいながら
間違いのない動きだけの練習をして固めるしかありません。
まずは、フェイスのどこに当たっているか、
完全に当たらなくなるまでに、芯を少しずつ外していく場合、
フェイスのどこに当たっているかが分からないと未然にそのズレを
修正することができません。
キャベティーやポケット・キャベティー、そして柔らかいシャフトで打っていると
微妙に芯を外していても分かりません。
まずはその大切な手に伝わる情報によって軌道のずれを知ること、
自分でどこをどうするとフェイスのどこに当たるのか
そして、どうすると修正できるのかを知ることで
いつでも治すことができるようになります。
何万発も打って行き当たりばったりの成り行き打法にするか
スイングコーチに診て(看て)もらって修正法を覚え
理想のスイングを目指すかはご本人の価値判断となります。
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