2015年10月2日金曜日

コントロールショットの必要性と状況


Question

アイアンの飛距離の打ち分けについて、お尋ねします。
プロのアイアンショットなどを見ていると、
一番手で飛距離の打ち分けをしているように見えますが、
おおよそ何通りくらいあるものなのでしょうか?

そしてどんなシチュエーションでその選択をするのでしょうか?
打ち方、練習方法等も合わせて教えてください。


Answer

基本はできるだけシンプルにすることなのですが
ショートアイアンなどは良く引っ掛けたり、
バックスピンで戻りすぎたりすることがありますので、
球の勢いをコントロールしてミスを軽減させます。

通常、9番アイアンで145Yの選手はハーフショットにして
130Yほどの6割ショットにします。
通常のフルショットは8割で固定しているのですが、それでも緊張したり
優勝争いでアドレナリンが出ると力が入ったり、スイング速度が上がって
ダフったりすることも良くあります。

競技用のグリーンはかなりのバックスピン量がないと止まらないのですが
雨が降ったりして柔らかくなると、普段のスピン量では予想外な戻り方をします。

この時に落ちてその場で止まるようなコントロールショットが打てると
バーディーが取りやすくなります。

通常コントロールショットは1種類なのですが、打ち方を換えて
2種類とし、145Yがフルショットだとすると、135Y、125Yの2種類
を打ち分ける選手もいます。

ただ、丸山茂樹選手はトーナメントの解説で、日本人プロ選手は
ほとんどコントロールショットをしないとコメントしていました。


会心のショットでグリーン近くに落として、80Y先にグリーンがあり
外すはずがないのにダフったり、引っ掛けたり、とんでもないショットを
したことはありませんか?

パー5の三打目などは良くこのような状況があります。
残り70Yでピンにできるだけ近づければバーディーです。
そこでSWのフルショットで通常通りに打つと
考えられないようなミスをすることがあるのです。

このような場合は番手を上げて、コントロールショットで打つと
ゆったりと落ち着いた、そして安定したショットが打てます。
また、ミスっても大きな怪我が軽減されます。

FWバンカーや傾斜の酷いライなどでも、このコントロールショットで
打つのが基本です。
弾道が低いので打ち下ろしのパー3などではアゲインストに強く
スピン量が少なくてもランがほとんどありません。

6割程度の力で打ちますし、下半身の動きを少なくして打ちますので
方向が良く、ミート率が安定するので飛距離や方向も安定し易くなりますが
一定の距離を打つ練習をかなりする必要があります。

ウェッジから8番アイアン程度まではこのハーフショットで真っ直ぐに打てるのですが
それ以上はトップが浅すぎてフェイドやスライスになりますので
8番までできれば十分だと思います。









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