2015年11月30日月曜日

急にFW、UTが打てなくなりました


Question

急にFW、UTが打てなくなりました。
トップしたりダフったり?? ドライバー、アイアンは、打ててます。
週1でクラブは握ってます。
スイングを変えたつもりも無いです。
何故なんでしょう?
最近やっと80台後半が、出だして面白くなってきたのに……
どんな原因があるのでしょうか?
下手クソなのは自負してますが(T-T)


Answer

ゴルフの難しさをまだ知らないようですね。
一度90を切ったら、ずっと切れるとでも思っておられるのでしょうか?

たまたま調子が良くて、たまたま運が良くて、偶然90が切れた
だけのことかも知れません。
すぐにまた切れるとは限らないのです。

週に一回しか練習せずに、それで上達しようというのが図々しい
といったところでしょう。

では、なぜ下手クソなのかをお話しましょう。(笑)
まず、FWやUTが打てていたとのことですが、
どこをどうやって動かして、どのタイミングにどこに力を入れて
タイミングやリズム、テンポをキープして打っていたのでしょうか?

上手く打つために必要な動きをすべて言えますか?
おそらく言えないと思います。
それです! 問題はそこにあるのです。

なぜ当たっているか分からない人がほとんどです。
どうすれば当たって、どうするとダフって、どうするとトップするか
どこをどう動かすと芯に当たるか知らないのです。

それを知らずに当たっていたのでは偶然としか言いようがありません。
その偶然に当たっていたのは自分の感性であり
素質で才能があるからだと思っておられたのだと思います。

ところが、その感性とは偶然であって、永遠に同じ動きはできません。
違うことをする日替わりスイングだからです。
たまたま、ほとんど同じことをしばらくやっており、偶然に90を切ったのですが
どう考えてもそんなことは続くはずがないのです。

違った動きをしたり、その感性とやらを忘れたり、
定着していない動きなので崩れることは当たり前なことで
むしろ、いままで覚えていられたことが不思議なくらいなのです。

スイングを変えた積もりはないとかいいますが
実は日替わりですから、毎日違う動きどころか
毎回振る度に違うことをやっているのです。

毎回ほぼ同じことができたら、最低パーで回れますので
ゴルフはいかにスイングを定着させるか、そして
いかに精度を上げるか、そしていかに飛距離を出して
いかに安定したショットを打ち続けられるかが重要なのです。

定着安定するまでには通常2~4年ほど掛かります。
これは同じことをやっていての話であって、毎回違う軌道や
違う打ち方をしているとさらに時間が掛かります。

その期間中、崩れたり忘れたり、勘違いしたりするのは当たり前で
崩れては治し、崩れては治す作業を繰り返すしかありません。
これはスケートでも体操でも同じことです。
空手や柔道でも、型ができるまでには相当な訓練が必要です。

ゴルフは300Y先のダーツの中心円の大きさにしか見えない位置に
毎回球を落とさなければなりません。
200Y先でしたらどんなことをやってもできることが、300Yとなると
精度も定着度も安定度も全てが何十倍も難しくなるのです。

1mm芯を外したり1mm軸がぶれただけで目標には落ちません。
どれだけゴルフが難しいことをやっているかをまず知るべきです。
そこからの発想で、ではどこまで真剣に練習をし、どこまで精度を高め
どこまで定着練習が必要なのかを覚悟する必要があります。

正しい動きを勉強し、それを身体ででいるようにし、
各部位がどう動き、どのタイミングでどう動かすかも全て把握し
それをただひたすら修正を繰り返しながら定着させることを数年継続して
初めてスコアが安定して良くなって来るものです。
週1回で上手れると思っている過信から修正する必要があります。

偶然良いスコアが出て有頂天になっているのではなく
もっと本質を見極めて練習に励んでいただきたいと思います。












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