2016年1月16日土曜日

スイングのフォームって大事でしょうか?


Question

ゴルフについてです。
まだ打ちっ放しを始めたばかりの超初心者です。

やはり、スイングのフォームって大事でしょうか?
私なりに考えて、フォームがしっかりなってないと駄目だと思い
ゴルフの本などを読んでスイングについて色々と練習しています

私の仕事仲間達と行ったりするのですが、
中にはフォームを気にせずグダグダしたスイングでも真っ直ぐ狙ったところに飛ばせる人もいます。
ふと思ったんですがやはりあまりフォームって気にしないほうがいいのですか?


Answer

ゴルフは大変難しいスポーツです。
卓球のようにヘッドが手と一体になっていればまだしも
手から1mも離れている小さなヘッドで4cmほどの球を
300Y先の10Yの円に毎回落とすことが最終的には要求されるので
これは当たる方が軌跡だと考えてください。

では、その奇跡を起こすにはどうするのかです。
ゲームセンター感覚でお遊びで打っていませんか?
また、逆上がりや自転車のように、コツをつかめば
すぐにでも打てるようになるとお考えではないでしょうか?

もし、そうでしたらまず思考から変える必要があります。
例えばお医者さんになるために何をするかを考えてください。
週一回2時間の勉強で成れますか?

真央ちゃんのトリプルアクセルを逆上がりだと思っていませんか?
ゴルフをされる方は皆さんはじめはそう思うのです。
見ていると簡単そうに見えるのですが、実はとんでもなく難しいのがゴルフです。

さて、フォームつくりの大切さですが、空手と同じで型があります。
日本のプロ選手のスイングはオーソドックス打法と言って
30~40年前に流行った打法が基本です。

これは元々できる限りシンプルにと言うコンセプトで作られた
リゾート打法の発展形で、もともと220Y~250Y程度を目標にした打法です。

しかし、それ以上の飛距離を出すにはもちろん精度を上げたり
筋肉をつけたりの作業が必要なのですが、一番大切なのは技術です。
しかも、その打法では280Yが限界です。

飛距離は7割が技術で3割が筋肉です。
筋肉だけつければ飛ぶと単純に思っている方が多いのですが
持っている筋肉をいかに使うかで飛距離が決まりますので
少なくても全身の筋肉を使う技術を習得することが大切です。

そのためにはまずどこをどう動かすかという動作を覚えますが
それがフォームで、いわゆる武道の型に当たります。

その型ができないうちに対戦するのは無謀なのですが
ゴルフはその無謀なことを平気でやっているのです。

球が当たるかどうか、真っ直ぐ飛ぶかどうかは再現性ですので
同じ動きができるかどうかの完成度で決まります。
したがってフォームがきれいと当たるは別問題なのです。

また、100%当たる完成度で、100%真っ直ぐ飛ぶ安定度
があったとしても220Y止まりのシングルさんが大勢います。

シンプルな打法で220Yに抑えて仕上げを早くすれば
それは早くスコアは良くはなりますが、
長いコースではボロボロになってしまいます。

飛距離がなければそれだけ長いコースは難しくなりますので
飛ばすための技術を習得して280Y程度は出せるようにすれば
6800Y級のコースに行っても70台で回るには困らない
内容となるかと思います。

基本動作のフォームを先に習得するのは、あとからでは癖がついていて
なかなか治せないことで遠回りするからです。
オヤジスイングのシングルさん達は、ただ当てるだけの練習の中から
覚えた我流打法ですので、不恰好なだけではなく癖球で飛距離がないのです。
ただ、当てるのだけは上手いということです。

打法はご自身がどこで満足するかで選択することですので
どんな打法でも、完成度を高め、精度を上げて安定した球がでるように練習すれば、
マスターするまでの時間の違いだけで結局同じだということです。

6000Y級の短いコースでシングルになりたいのか
それとも、7000Y級のコースで美しく飛ばしを武器にしたいのかで
決めれば良いかと思います。









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