2016年3月15日火曜日

ドライバーが全然駄目になり修復不能


Question

ゴルフを今年から始めた40代のものです。
昨日、打ちっ放しに行きすごく調子良く、
まっすぐ飛び平均飛距離以上思った所へ7割ぐらいいくようになり、
特にドライバーが250以上まっすぐに飛び調子良かったのですが、
再度短いアイアンからドライバーへとやっていくうち
ドライバーが全然駄目になり修復不能になり帰宅しました。
打ち過ぎでスイングが乱れてるか、上体が前傾すぎてるのか?


Answer

当たらなくなることは良くあることです。
初心者は特にスイングが定着していませんので頻繁に起こります。

ほとんどのゴルファーにいえることは設計図なしで素人が
家を建てているのと同じだということです。
素人でも器用な人なら犬小屋くらいは作れるでしょう。
しかし、桐のタンスはそう簡単ではありません。

ほとんどの人がどこにどの材料を使ってどんな部屋を作るのか
漠然とした感覚だけで理想の家が作れると思っているのです。

そして、中には独学で家を建てる人などがいて、ますます
簡単にできる物だと思い込んでしまうのです。

ゴルフは進化しており、簡単な打法から難しい物まで
建築でいれば犬小屋から寺院までさまざまなのです。
シンプルスイングは犬小屋のようなものですが、日本の主流スイングは
二階立ての普通の家なのです。
そして、世界の進化したモダン打法はそれこそ宮大工が作る
神社仏閣に相当するような高度な物です。

俺は宮大工にはならないから・・と言って我流で普通の家を建てよう
としているのが今のアマチュアゴルファーです。
例え出来上がっても雨漏りがする、とても住めるような家ではなく、
地震がきたらすぐに崩れてしまうのです。

中には器用な人が犬小屋を建てるんだと言って我流で始めていますが
出来上がった時に、ああもっと大きな自分が住める家を建ておくんだった
と後悔することもあり、最初から家の設計図を入手し、その読み方を勉強し
そして技術を磨いて材料を工作し、組み立てられるだけの
プロセスをまず知るべきなのです。


ただ闇雲に打っていればうまくなると思っているゴルファーは
この設計図も技術もない素人が、買ってきた材料を感覚で切りながら
組み立てているようなものです。

このような人は生涯完成しないか、とんでもない物が出来上がるでしょう。
ゴルファーの7割は100が切れないといわれるのは
まさに、このようなプロセスで作り上げようとしているからなのです。

ゴルフはまず、どこをどのように、いつ動かすかと言うことが
頭脳で理解し、把握していなければなりません。
突然感覚が失われた時に、具体的にどこが出来ていないか
どこがくるっているのかなどが分かり、自分で修正ができないと
いつまで経っても同じところをグルグル回るだけになってしまいます。

スイングはまず型から入ります。それが基本動作です。
空手や柔道と同じように、何度も何度も型で動きを覚えるのです。
その時にはひとつひとつの動きを習得し、あとで全てを繋げていく作業になります。

これがゴルフでいうスイング・フォーム作りです。
しかし、見た目の形だけでは不十分で、これに力の入れ具合や
入れ時を把握して、全身の動きと連動させる必要があるために
実際にスピンが掛かっているか、あるいはそれなりの飛距離が出ているかなど
結果を見ながら実際に本来の動きができているかを確認するのです。

ゴルフを簡単に考えておられる方が本当に多いのですが
見習い3年、10年で一人前という大工さんの世界と
同じだということを認識するべきなのです。

ゴルフは物理で習得して感覚で振るもので、
高度な技術は感覚で習得することはほとんど不可能です。

まずは意識改革から始める必要があるかも知れませんね。










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