2018年1月8日月曜日

インパクトでしゃくり上げる


Question

アイアンでどうしてもインパクトの瞬間に右手をしゃくりあげてしまいます。
(おそらくアイアンだけではないのでしょうが)
そのせいでトップやダブりばかり…

コックをした右手の角度を維持することはわかりますが、
中々出来ません。
なにか良い練習はありますか?


Answer

しゃくり打ちとはまずどういう動きかを整理しておきます。
神社に行かれた時に手を清めるために水を柄杓(ひしゃく)で掬います。
これがいわゆるゴルフで言う「しゃくり」の動きだとします。

この動きの事を仰っておられるのでしたら、
まずこの動作を思い出してください。
右手で掬うのと同じ動きで球を打とうとしているのでしょうか?

この時の心理はどんなものでしょう。
恐らく、球を上げたいという気持ちなのではないでしょうか?

球を打って高く上に上げるというイメージだけで打っていると
右手がこのような動きになるのかも知れません。

柄杓の先で球を掬って上にほおり投げるというイメージなのでしょう。
このイメージは恐らく、何度か打っているうちに当たらずに
球を上げたいという気持ちが強くなってしまった事も考えられますが
もともとはどういう動きで球を打つのかをご存知ないために
勝手に体がそういう動きをしたのかも知れません。

右手は水をかき上げて飛ばすような動きではなく
むしろ、柄杓の水を捨てるように傾けながら水面に叩き付け、
柄杓の頭を水の中に潜らせる動きで球を打つのです。

また、左手で掬い上げるような動作で打つしゃくり打ちをする人もいますが
とにかく球を上げようと必死で、上に向かって球に当てようとするのですが
地面にある球は下から上に向かって打つ事はできません。

それができるのはティーショットだけです。
ティーで球が浮いている場合には多少下からアッパーブローで打つ事が
できるのですが、地面にある球まで掬って上げるなどはとても無理です。

ではなぜ球が上がるかです。
それはクラブにはロフトというフェイスの角度があって
その面は上を向いており、まともに芯にあたれば誰でも上に上がるのです。

したがって、まず球を上げようとするのではなく、被せて抑えるける
ように上からドスンと叩き付け、まずは芯に当てることです。

右手は内側に捻じりながら地面に突き刺すように地面に向かって力を使い、
そこから持ち上げるのではなく、飛行機が着陸した時のように
地面に着いたらそのまま低く長く押し込みます。

球ははじくだけで、フェイスの乗せて運ぶとかではありません。
上からヘッドを落とすだけでパチンと弾じいて勝手に跳んで行きます。

このように正しいイメージで体のどの筋肉を動かすかを
逆算して繋げる事もできますが、つながらない人はメカニズムで、
直接どの筋肉をいつどう使うかで覚ると良いでしょう。

スイングの細かいメカニズムはミクシーのバーチャル・ゴルフ教室
に載っていますので参考にしてみてください。





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