2016年2月9日火曜日

芯で当てるコツがイマイチつかめません


Question

7番アイアンでフェイスに芯で当てるコツがイマイチつかめません。
腰からの回転を意識してますが、トップは肩までです。
手打ち、ヘッドのしなりを出すように振り切らないとダメなんですか?


Answer

芯を捉えるために腰の回転は関係ありません。
アマチュアはほとんどが手打ちですので
オヤジスイングでも真芯にはビシビシと当てます。

また、トップの位置もあまり関係ありません。
小さい振りの方が芯を外さない確率は高くはなりますが
小さくても外しますし、大きくても当てることができます。

シンプル打法で紹介したリゾートスイングの基本形は
肩の回転だけで打ちます。
腰も開かず、足も使わず、手首も最小限にしてゆったりと振ります。
これが一番芯を捉えるにの効果的なスイングです。

コツとか、ワンポイントで治る場合もあるかも知れませんが
それはほぼ完成されたスイングで、あと一つだけ治せば当たる
という場合にのみ有効なことで、初心者は100ヶ所もあるポントの
たった一つを治しても完成はしないのです。

ある人がレッスンプロに、「どこが悪いのですか?」と聞いたら
「良いところが一つもない」、と言われたそうです。
その人は怒って陰口を叩いて慰められていましたが
ゴルフはそんな簡単な物ではないのです。
初心者はとんでもない勘違いをしています。

手打ちを極めるとか、どうせアマチュアだからといって
体を使ったスイングをしないと、いつまで経っても飛距離は伸びません。

また、ヘッドのしなりを利用するとかいう考え方では
最近のグニャグニャのシャフトを振る際にはゆっくりと振らないと
しなりによって軌道がずれて当たりません。

シャフトは表示ずらしで、最近のSRは昔のLくらい柔らかい物もあり
それを使っている限り、HSを上げて打つことができません。

振り切るという指導が気になるということは、恐らくフィニッシュまで
振り切っていないということなのでしょう。
ただ、球に当たるかどうかは、インパクトまでの動きで決まりますので
振り切るというフィニッシュで関係するのは体重移動不足や
押し込み不足があるのかと思います。

体重が移動していないとダフりますし、体重が利用できていないので
筋力の割りには飛ばない打ち方になりますし
打つ時に握力でグリップをマックスに握っていなかったり
当ててすぐに力を抜いてしまうと、フィニッシュまで回転しません。

腰の回転を意識しているとのことですが、どう動かすかご存知ですか?
どのタイミングでどの方向にどこの筋肉を使ってどう動かすかです。

効率の良い動き、より効果的な動きやタイミングがありますので
それを熟知した上での意識なら良いのですが、
腰の開き方を習得せずに使っていると思っているのでは
ホームランを打つのに腰を意識しているだけで打てると
軽く考えているのと同じことです。

五輪の6種目体操競技で、動画を見ただけで
できると思いますか?
剣道で防具だけ買い揃えて、勝手に体育館で我流で練習して
すぐに競技に出て勝てると思いますか?

それと同じです。
ゴルフは地球上で一番難しいスポーツだといわれています。
250~280m先の10m~20mの円の中に4cmの球を落とすって
意識しただけでできると思いますか?
その甘さが上達できない最大の原因です。

基本動作をマスターし、その動きが毎回できるように再現性を高め
mm単位で誤差をなくすような精度を上げる練習をし、それを定着させるには
どう考えても3~10年は掛かります。

質問者さんのような姿勢では30年経っても100が切れないかも知れません。
もっと真剣に取り組みましょう。













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